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千葉ロッテ・吉井、盟友・野茂は「“最初”のメージャーリーガー」

スポーツ 投稿日:2021.04.03 11:00FLASH編集部

千葉ロッテ・吉井、盟友・野茂は「“最初”のメージャーリーガー」

 

 2020年は、野茂英雄さんがメジャーリーグに挑戦してから25周年という記念すべき年だった。そしてコロナ禍において、26年目の新しいシーズンの開幕を迎える。

 

 現在、日本人選手は8人がメジャーリーグに在籍。大谷翔平が “二刀流” を復活させるなど明るいニュースも舞い込んでいる。夢の世界だったメジャーリーグを現実の世界にしてくれたのは、間違いなく野茂さん。

 

 

 日本時代は近鉄で、メジャーリーグではメッツでチームメートだった、千葉ロッテマリーンズ一軍投手コーチの吉井理人氏が、彼との思い出を語る。

 

――近鉄時代の野茂さんはどんな感じだった?

 

 1年目は一生懸命コンディショニングを作ってやっているように見えたんですけど、2年目からは、言葉は悪いですけど、大雑把なコンディショニングの作り方でしたね。大飯食らったり、大酒飲んだりしてね(笑)。それでも登板前にはしっかり仕上げてきました。

 

――メジャーに行きたいという気持ちはずっと持っていた?

 

 野茂も含めて、近鉄にはメジャーに興味のある選手が多かったんです。でもあのころは本当に情報が少なくてね。パンチョ伊東さんがメジャーリーグのダイジェスト版みたいな番組をやっていたんですが、それを夢中になって観ていましたね。

 

 あとはNHKのBS放送でメジャーリーグの放送をたまにやっていたんで、それを観ながら「行ってみたいよな」って。高校生がプロ野球に憧れているみたいに、日本のプロ野球選手はメジャーリーグに憧れてみんなで観ているっていう、そういう時代でした。

 

 僕も球団に何度か「メジャーに行きたいです」と言ったんですが、「アホか、おまえ」って終わるような、そんな時代だったんです(笑)。

 

 だから、野茂が本当に隙間をこじ開けるように出ていったときには、「うおー、こいつ、やりよったな」って思いましたね。野茂はソウル五輪に出場していたんで、早くから海外に目が向いてたんだと思います。もっとレベルの高いところでやりたいと思ってたんでしょうね。

 

――1998年にFAを行使してメジャーリーグに。野茂さんを見て、憧れの世界が現実に?

 

 僕はルールをこじ開けてまで行く勇気もなかったし、野茂が行った時点であきらめていたんです。でも偶然、野茂がメジャーリーグに行った年にヤクルトにトレードになって、出番が増えたんです。

 

 数年後、これはFAの権利が手に入るぞ、若いころに憧れた舞台に行くチャンスがあるぞとわかったときに、行けるものなら行きたいと思いました。

 

――そしてメッツに入団、再び野茂さんとチームメートに。

 

 びっくりしましたよ、また野茂と同じチームかって。メジャーに行く前もお互いのキャンプ地が近かったんで、キャンプ中によく会ってたんですけどね。でも、同じユニフォームを着てまた会うって、なんか不思議な感覚でしたね。嬉しかったです。

 

――野茂さんはファン離れが起きていたメジャーリーグを救った救世主でもあった。ひとまわり大きくなっていた?

 

 それがね、日本にいるときはその話を知らなかったんですよ。お客さん離れで人が入らなかったのが、野茂の大活躍でお客さんが戻ってきて、本当にメジャーリーグは助かったという話を、自分がアメリカに行ってから知ったんです。

 

 野茂がメジャーリーグの復活にどれだけ貢献したかっていうことを知って、こいつは本当にすごいんだなって思いました(笑)。

 

 すごいといえば、こんな話もあります。メッツの背番号16番は、野茂がつける前はドワイド・グッデンというものすごいピッチャーがつけていたんです。メッツのスーパースターだったんで、用具係のチーフが16番は誰にもつけさせないと言って、取ってあったんです。永久欠番まではいかないですが。

 

 でもそのチーフが「野茂なら仕方ない」って16番のユニフォームを出してきたんですよ。そのときは、たまげましたよ。えーっ! やっぱり、こいつはすごいんだって(笑)。

 

――おふたりの楽しそうな姿が名に浮かびます。野茂さんとの楽しい思い出があれば。

 

 とにかく野茂といるときはいつも楽しかったんでね。ああ、こんな話があります。メジャーはその日は投げない先発ピッチャーもベンチに入って試合を見てるんですね。野茂とふたりでベンチに入っているときに、ある迷信のようなものが本当かどうか確かめようってことになってね。

 

 それは「三振前のバカ当たり」といって、大きなファウルを打った後に三振するというもの。それが本当かどうか確かめようって、野茂とふたりでその数を数えて統計を取って(笑)。そんなことをしてベンチで遊んでました。

 

――いま改めて野茂さんをどう思う?

 

 本当にすごいやつだなって思います。野茂はマイナー契約の最低年俸から始めてるわけですからね。日本人最初のメジャーリーガーはマッシー村上さんですが、すべてのレールを敷いたのは野茂。野茂が最初のメジャーリーガーでいいんじゃないかと思います。

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