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ノムさんが「もうドラフトはやめるべきだ」と一刀両断

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2016.12.10 12:00 最終更新日:2016.12.10 12:00

ノムさんが「もうドラフトはやめるべきだ」と一刀両断

 

「ひとつ、提言があるんだ」と野村克也は語りはじめた。

 

「ドラフトなんだけど、そろそろ自由競争に戻すべきだろう。ドラフトは戦力の均等化、巨人ばかりにいい選手が入ることを防ぐため1965年に作られた。

 

 一時期は、誰もが『巨人に行きたい』と言っていた。でも最近の選手は、人気球団よりもいかに自分が活躍できるか、レギュラーが獲れる球団かを考えはじめている。

 

 だからドラフト廃止は検討すべきだと思う。行きたい球団に行けないのは辛いしな。

 

 俺の入団時はドラフトがなかった。俺はテスト生だけど、まず調べたのは各球団のレギュラー捕手の年齢。30歳を超えてる球団を調べたら南海と広島だけで、それで南海を受けたわけ。

 

 ただ、捕手だけで4人も合格したんだ。なんで? と思っていたら、先輩から『お前らは選手というより、ブルペン捕手として獲った。

 

 でも、ブルペンと言えば誰もテストを受けないだろうし、田舎者は従順だから使いやすいと思って』と聞かされたわけ。

 

 めちゃくちゃショックだったし、見返してやりたいという一心で頑張ったわけさ」

 

 ドラフトによって戦力の均等化が進む一方、最近くじ運によって好投手がパ・リーグに多く指名されている。「ノムさん案」が、野球人気復活の起爆剤になるかも?

(週刊FLASH 2016年11月22日号)

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