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笹生優花、石川遼も絶賛するスイングを生んだ父の「ゴルフ版・巨人の星」過酷練習
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.06.07 22:40 最終更新日:2021.06.07 22:43
女子ゴルフの笹生(さそう)優花(19)が6月6日、米サンフランシスコで開かれた全米女子オープン選手権で優勝した。10代でのメジャータイトル獲得は、2008年「全米女子オープン」での朴仁妃(韓国)に続く史上2人めという快挙となった。
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笹生は日本人の父とフィリピン人の母を持つ。今夏の東京五輪はフィリピン代表として出場する意向で、各国2人の出場枠をほぼ確実に手にすることに。笹生は試合後のインタビューで「もっともっと上を目指してゴルフを頑張っていく」と語った。
笹生といえば、豪快なドライバーが特長だが、それは父・正和さん(63)との二人三脚で培ってきたものだ。
「正和さんは、娘が8歳でゴルフを始めた当初から、両足首にそれぞれ250gの重りをつけて1時間走ることを課していました。それが小学校卒業時には両足で計1kg、高校時代は5kgに。しかも、毎日18ホールのラウンドや素振りをおこなう練習中も、重りを外すことは許されなかったのです。まさに “ゴルフ版・巨人の星”。その過酷な練習によって、精神面も鍛えられていたのです」(担当記者)
過酷な練習が実を結んだ今回の優勝だが、2020年9月の時点で、高校時代の恩師・吉岡徹治さんは、その“実力”について本誌に語ってくれていた。当時、笹生は「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」「ニトリレディスゴルフトーナメント」と、プロ1年め、10代にして2試合連続優勝という成績を残していた。
「じつは、(吉岡さんの杉並学院高時代の教え子である)石川遼が、軽井沢の初日の彼女のプレーをテレビで見て、『素晴らしいスイングです。世界レベルですね』というメールをくれたんです。
石川とは十数年のつき合いですが、女子選手のスイングを見てメールを送ってきたのは初めて(笑)。たしかに、まるでローリー・マキロイのようなスイングですよね」
恩師が明かしていた、石川遼からの“絶賛” ーー。いまだ止まらぬ笹生の快進撃に、石川も思わずはにかんでいるはず。