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大谷翔平 「本塁打40本・防御率3.00でMVPだ!」現地米国人記者3人も太鼓判

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.06.13 06:00 最終更新日:2021.06.13 06:00

大谷翔平 「本塁打40本・防御率3.00でMVPだ!」現地米国人記者3人も太鼓判

今回の座談会に参加した記者(左からジェフ・フレッチャー氏、ジャック・ハリス氏、バリー・ブルーム氏)

 

−−ちょっと気が早いですが、今季の大谷の成績を予想してもらえますか?

 

JF「打者としては、打率は2割7分ぐらいかもしれないけど、最終的に40本塁打は打つんじゃないかな。現在のペースだともう少し上だけど、疲れを考慮してマドン監督が出場試合数を制限すれば、そのぶん本塁打は減る。投手としては、今のリリーフ陣が弱いので、勝ち投手の権利を持ったままマウンドを降りても、リードを守ってくれるかわからないから、勝ち星はあまり伸びないだろう。防御率は3.50ぐらいと予想する。でも打率.270で、防御率が3.50なら、MVPを獲れるのでは」

 

JH「開幕前は25本塁打と予想したんだけど、前半だけで到達してしまうかも(笑)。だから、打率は今と同じぐらいの数字だとして、本塁打は30本台の後半かな。今のペースのままいけば40本を超えるだろうけど、同じペースで打てるかどうか。だから38本と予想しておく。(大谷の次の三番を打っていた)マイク・トラウトが離脱してから四球が増えているのは、相手が勝負を避けている証拠。トラウトの離脱が長引きそうなので、なかなか本塁打を打てるようなボールが来ないだろう。投手としては、登板間隔次第だけど、防御率は3点前後、いや3点を切るかもしれない。大谷の二刀流としての評価が加われば、MVPのチャンスは十分にある」

 

BB「怪我さえしなければ、本塁打を50本打ってもおかしくない。まあ、そこに到達しなくても、40本打つだけでもたいしたもの。大谷なら、それぐらい打ってもおかしくないと思うなんて、自分の感覚が麻痺しているのかもしれないけど(笑)。投手としては、ここまで勝ち星に恵まれていない面があるので、そこは伸びないかもしれない。でも、防御率3点を切れば、MVPの議論に加わるはず。かつて、指名打者がMVPを獲ったことはないが、二刀流をどう評価するのかは興味深い。去年の大谷を見たとき、正直、打者に専念すべきだと思ったし、その打者でも結果が出なかったので、少々がっかりもした(メジャー3年めの2020年、44試合に出場して打率.190、7本塁打、24打点。得点圏打率.143と低迷)。

 

 しかし今シーズンの彼は、メジャーでも二刀流が可能ということを証明している。今となっては、やれるところまで続けてほしいと思う。大谷は多くの人の先入観を、たった2カ月間で覆してしまった。今後アメリカでも、二刀流をやってみたいという子供が本格的に増えるだろうね」

 

JH「そうだね。去年は『二刀流は可能だと思うか?』という質問が、何度も大谷にぶつけられた。しかし、守備までこなす彼を見てしまうと、彼はここからもっと成長するかもしれないよ」

 

JF「開幕前、オープン戦の最後にドジャー・スタジアムで投げたときはひどい内容だった(3回途中7失点で降板)。『投手としてはメジャーのレベルではない』『指名打者に専念したほうがいいんじゃないか』という声も聞かれた。開幕しても最初の2、3試合は四球を連発し、なかなか試合を作れなかった。その段階では、まだ大勢が二刀流の可能性を疑っていたと思う。でも、最近は投球内容も安定してきた。やはり誰かが決めるのではなく、彼に判断させればいい。両方ともうまくいっているのだから、どちらかに絞る必要はないと思う」

 

JH「外野の守備に就くことさえも、ニュースではなくなってきた。冷静に考えれば、これはすごいこと。いまや、登板前後に試合に出ないほうがニュースになるくらいだからね(笑)」

 

取材協力・EIS

 

(週刊FLASH 2021年6月22日号)

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