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大谷翔平「NBAでも名ポイントガードに!」田臥勇太が絶賛する体幹

スポーツ 投稿日:2021.06.18 06:00FLASH編集部

大谷翔平「NBAでも名ポイントガードに!」田臥勇太が絶賛する体幹

田臥勇太(左)と栗原嵩(右)は大谷を絶賛。(田臥写真・(C)TOCHIGI BREX INC.)


 一方のNFLも、公式サイトで大谷の特集を組むなど、熱視線を送っている。

 

 これまで、NFL入りした日本人選手はいない。そんななか、 “NFLにもっとも近づいた日本人” と呼ばれるのが、2013年、2014年にボルティモアレーベンズのルーキーキャンプに参加し、現在Xリーグ・イコールワン福岡SUNSに所属する栗原嵩(33)だ。2015年には、世界選手権でベストイレブンに選ばれている、日本人トップ選手である。

 

「アメフトは、高校や大学から始めても、プロになれる競技です。ポジションによってやるべきことがまったく違うため、身体能力が高ければ、それぞれの経験をそれぞれのポジションで生かせるわけです。間違いなく “日本一のアスリート” である大谷選手は、NFLでも活躍できる可能性はおおいにあると思います」

 

 大谷は「(パス攻撃の起点となる)クオーターバックが向いている」と、NFL選手が語ったという報道もあったが、栗原は自身が務める「ワイドレシーバーの大谷選手を見てみたい」と言う。

 

「花形ポジションのクオーターバックは、NFLの選手だと190cm100kgが当たり前の世界です。大谷選手は体格的にも、肩の強さからも向いているポジションだと思います。一方のワイドレシーバーは、クオーターバックが出したパスをキャッチするポジション。足の速さや捕球能力が求められます。レシーバーだと、193cmはかなり大型の部類に入るんです。その場合、クオーターバックはより高いパスを投げることができ、有利なんです」

 

 大谷は盗塁数でもリーグ7位タイ(6月16日時点)を記録し、スピードも申し分ない。栗原の強みもスピードだ。

 

「僕は身長が180cmと、チーム内では小柄でした。小柄な日本人選手が海外で戦うとき、どんな競技でも『スピードに特化する』のが定石です。僕もNFLに挑戦したとき、勝負できている実感はあったのですが、やはり身長やサイズがないと、世界レベルのトップ選手にはなれないんです」

 

 ところが大谷は、世界の一流選手に体格で負けていない。

 

「お尻が大きいし、筋肉も引き締まっています。そのうえ、日本人特有の繊細なテクニックも発揮できるという……。もう、最強ですよね」

 打席に立ち、先発投手として登板したあとに外野の守備につく“三刀流”と称される大谷。NBA、NFLを掛け持つ “五刀流” も、夢物語ではないのだ。

 

たぶせゆうた
1980年生まれ 神奈川県出身 秋田県立能代工業卒業。2004年、日本人初のNBAプレーヤーとしてフェニックス・サンズと契約。2008年より宇都宮ブレックスに所属。173cm73kg

 

くりはらたかし
1987年生まれ 東京都出身 法政大学在学中の2009年に関東学生最優秀選手。2016年、IBMビッグブルー在籍中にパールボウルMVP。2019年、ボブスレー日本代表に選出。180cm85kg

 

取材&文・鈴木隆祐

 


(週刊FLASH 6月29日・7月6日合併号)

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