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大谷翔平の経済効果は「240億円」“日本の球団1つぶん” の試算
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.06 06:00 最終更新日:2021.07.06 06:00
大谷翔平(27)が、オールスター史上初の二刀流として選出された。ファン投票の「DH部門」では、断トツの得票率63%を集めてのことだった。さらに、6月度のア・リーグ野手部門で月間MVPを獲得している。
日本時間7月5日時点(以下同)で81試合に出場し、ア・リーグトップの31本塁打、打率.278、67打点、12盗塁なら当然の結果だろう。
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来季の “評価年俸” は「70億超え」、CM出演料は「3億円でも安い」とも言われている。しかし、年俸やCM出演料だけではなく、大谷がもたらす経済効果も、ずば抜けている。
経済効果算出の第一人者である関西大学の宮本勝浩名誉教授が出した、日米の経済効果は「約240億1674万円」。その内訳は、米国で約203億4474万円、日本で約36億7200万円というものだ。
年俸やスポンサー契約料のほか「日本からの応援ツアーの売り上げ」「球場での観客増加による消費」「MLBの放映権収入」「グッズ売り上げ」などが期待されるという。
「この驚くべき金額から、大谷選手がいかに偉大な選手であるかがわかります。もし今年、新型コロナウイルスの影響がなかったならば、米国内の観客増加や、日本からの応援ツアーのファンの大幅な増加がさらに見込まれました。その結果、金額はさらにアップしていたと推察できます」(宮本名誉教授、以下同)
240億円といわれてもピンとこないが、2001年にイチロー(47)がマリナーズに入団した際、球団のマーケティングチームのスタッフは、1年間の経済効果が50億円以上になると断言した。
また、宮本名誉教授が今年2月に発表した試算では、田中将大(32)の東北楽天復帰による宮城県への経済効果は57億円とされている。その約5倍の経済効果を、大谷はもたらすという。
「2011年に中日が優勝した際の経済効果は約219億円(共立経済研究所による試算)、2013年に楽天が優勝した際の経済効果は約230億円(宮本研究室による試算)でした。
チームの優勝には40人以上の人間が絡んでいますが、大谷選手の場合はたった一人で、その額を抜いているわけですからね。
彼一人が、地方の球団の優勝分くらいを稼いでいるようなもの。エンゼルスが、彼に払っているのは微々たる額ですから、エンゼルスは大儲けですね(笑)」
大谷が二刀流で儲ける金額は、2人分どころではなかった!
(週刊FLASH 2021年7月20日号)