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中継ぎファン投票1位の平良海馬、桁違いのパワーの秘訣は「苦手だった豆乳」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.16 06:00 最終更新日:2021.07.16 06:00

中継ぎファン投票1位の平良海馬、桁違いのパワーの秘訣は「苦手だった豆乳」

3年夏で敗れたあと、平良は悔いのない笑顔を。日本文理大附属に転校する同級生もいたが彼は石垣島に残った

 

 オリックスが25年ぶりの優勝を狙うパ・リーグでは、39試合連続無失点の日本新記録を達成した西武の平良海馬(21)が、中継ぎ部門のファン投票1位に輝いた。

 

 五輪野球日本代表にも選出された平良は沖縄県・石垣島の出身。小学校から高校まで同級生だった元チームメイトが話す。

 

「一緒に遊んでいた平良がオリンピック代表なんて、信じられないです。2年生の秋、八重山商工野球部は7人になってしまい、翌春の大会は合同チームで出るのがやっと。夏の県予選も初戦敗退でしたが、平良は『試合ができるだけでも嬉しい』と笑顔でしたね」

 

 

 甲子園出場経験もある八重山商工高校が部員不足に陥ったのは、同校を長年率いた名将・伊志嶺吉盛氏(67)が日本文理大附属高校監督に就任したため。その伊志嶺氏が語る。

 

「平良を見られたのは2年生の夏まででした。入学当初からずば抜けてすごいというのはなかったけど、骨太で体が強そうな感じはありました」

 

 伊志嶺氏が指導で心がけていたのが、体作りだった。その一環に “豆乳トレ” がある。

 

「もともと僕が飲んでいたこともあって、朝練習のウオーミングアップ後に豆乳を飲ませていました。そのあと丸太を抱えて走ったり、タイヤを引いたり、というトレーニングをさせていたんです。

 

 平良も2年生になったら、かなり筋肉がついてきた。投手ですけど、ティーバッティングで120m以上の飛距離が出るくらい、パワーが桁違いに強くなりましたね」(伊志嶺氏)

 

 伊志嶺氏が最後に見た2年時で、球速は145kmを超えた。高校時代は最速154km。プロに入って160kmを記録している。豪腕を生んだ豆乳だが、当時は “秘密” があったという。

 

「入学当初の平良は豆乳が苦手だったんですよ。なので、『う~う~』と呻きながら、イッキ飲みしていました……(笑)。最後は克服していましたけどね」(元チームメイト)

 

 石垣島時代の平良はプロ志向が強かったという。

 

「僕が八重山商工を離れるときにも、彼は『プロに行きたい』と。『プロで通用するピッチャーに必ずなってやる』くらいの強い思いがあったと思う。だから、東京オリンピックの舞台で、次に目指す目標を見つけてほしいね」(伊志嶺氏)

 

 五輪の舞台も “一豆入魂” で頑張れ!

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