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大谷効果だ!ヤクルトが米国で販売2割増「バックネット裏の一番目立つ場所に…」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.16 19:02 最終更新日:2021.07.16 20:41

大谷効果だ!ヤクルトが米国で販売2割増「バックネット裏の一番目立つ場所に…」

大谷の後ろに大きく掲示されたヤクルトの広告

 

 全米で大谷翔平フィーバーが止まらない。経済効果算出の第一人者である関西大学の宮本勝浩名誉教授が算出した大谷翔平(27)の日米の経済効果は、アメリカで約203億4474万円、日本で約36億7200万円の、計約240億1674万円にも上るという。

 

 

 2001年にイチロー(47)がマリナーズに入団した際、球団のマーケティングチームが、1年間の経済効果が約50億円と算出したことからも、大谷の価値がいかに高いかがわかる。とにかく現在の大谷は、“金のなる木” 状態なのだ。

 

 そして思わぬ形で、大谷人気の恩恵を受けたのが「ヤクルト」である。現在、本拠地・エンゼルススタジアムのバックネットに、同社の広告が大きく表示されているからだ。ヤクルト本社の広報室に話を聞いた。

 

「よく聞かれるのが『大谷選手が入団したから広告を出したんですか?』ということなんですが、決してそういうことではないんです。

 

 弊社が広告を出したのは2009年からです。よりヤクルトを認知していただくために、同じカリフォルニアに拠点があるエンゼルスと一緒に活動してきました。スタジアムには多くのお客様が集まりますからね。

 

 ですので、エンゼルスに大谷さんが入団する前からのお付き合いなんです。バックネットに広告を出すようになったのは2015年からです」

 

 その宣伝戦略のおかげか、瞬く間にヤクルトは米国で認知されていく。

 

「アメリカでヤクルトの販売を始めたのは1999年からです。カリフォルニアに工場があるので、最初は西海岸周辺のみでの販売だったんですが、徐々に販売地域を広げ、現時点では全米で販売しています。

 

 2020年1月から12月までの販売実績では、1日あたりヤクルトは46万3000本が売れています。これは前年に比べると122.6%。その数字だけでも順調に伸びているとご理解いただけるのかな、と思っています。

 

 大谷効果ですか? 当然広告を打っていますし、大谷さんのおかげで注目を浴びていることはあるとは思います。ただ、決してそれだけということではなくて、お客様にヤクルトに含まれている乳酸菌の価値をお伝えしたり、商品の価値をお伝えするといった、当社の地道な活動が結実したのだと思います」

 

 同様の広告を出しているのが、老舗寝具メーカーの「西川」だ。大谷とは2017年からサポート契約を締結している。

 

「大谷が使っているコンディショニングマットレス『エアー』の売り上げも好調と聞いています。もっとも、彼の27歳の誕生日である7月5日のオリオールズ戦で、来場者に配られた『大谷ピロー(枕)』は、西川社製ではないということですが(笑)」(スポーツ紙記者)

 

 大谷翔平は日系企業のヒーローでもあるのだ。

 

写真・時事通信

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