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ウエイトリフティング・八木かなえの原点「5歳で倒立ができる “天才体操少女”」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.17 06:00 最終更新日:2021.07.17 06:00
開幕を目前に控えたオリンピック。開催を強行しての緊急事態宣言、各地において無観客試合の決定など、問題は山積……でも、どうせ開催されるなら、楽しまなきゃ損!
今回、本誌は東京五輪「注目アスリート」のルーキー時代を総力取材。東京五輪で“金”を狙う選手たちのことをもっと知って、応援しよう。
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“怪力美女”として知られるウエイトリフティング女子55kg級代表の八木かなえ(28)。7月10日におこなった会見では、「1kgでも多い重量、そしてひとつでもいい順位を出せるように頑張りたい」と語った。
中学までは体操に熱中し、全日本ジュニア選手権7位の経歴を持つ八木。写真は当時のパンフから。神戸ジュニア体操クラブで指導を担当した、川端京子さんが振り返る。
「5歳のころ母親に連れられて来ましたが、座った状態から倒立ができるほどのすごい力持ち。床や跳馬を使った競技は安定していました。ただ膝や爪先が硬いことが弱点で、大学病院で診てもらったら『これ以上、柔軟にはならないからほかの競技をすすめる』と。さらに中学2年で練習中に指を骨折し、それを機に体操をやめました」
高校入学時に重量挙げに転向。わずか4年でロンドン五輪出場の快挙を成し遂げた。3大会連続となる大舞台。めざすはもちろん頂点だ。
(週刊FLASH 2021年7月27日・8月3日合併号)