開幕を目前に控えたオリンピック。開催を強行しての緊急事態宣言、各地において無観客試合の決定など、問題は山積……でも、どうせ開催されるなら、楽しまなきゃ損!
今回、本誌は東京五輪「注目アスリート」のルーキー時代を総力取材。東京五輪で “金” を狙う選手たちのことをもっと知って、応援しよう。
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バスケットボール男子日本代表で、NBAの舞台でも活躍する八村塁。7月15日に日本バスケットボール協会が公開したインタビューでは、開幕が来週に迫った東京五輪へ、「小さいころからずっと五輪を目指してやってきた。コロナ禍で1年遅れ、今もコロナ禍が進んでいる中でもバスケができることに感謝している」と述べた。
そして、「チームがまず1勝できるように。1勝ずつやっていって、メダルを目指せたらいいなと思う」と意気込んだ。
八村のアスリートとしてのスタートは、富山市奥田で始まった。幼少期に熱中していたのは、奥田少年野球クラブでの野球。
「ずば抜けた身体能力で、ヒットを打てばすぐさま盗塁、投手をやれば剛速球で捕れる捕手がいないほど。中学でも野球を続けるつもりが、バスケ部の3年生から連日、勧誘され、熱意に負けバスケを選択した」(スポーツライター)
誘った相手は、東京五輪でもコンビを組む日本代表の馬場雄大だった。馬場の熱心な誘いがなければ、日本人初のNBAドラフト一巡め指名は、間違いなくなかったのだ。
(週刊FLASH 2021年7月27日・8月3日合併号)