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聖火リレーにも登場…いま振り返る「松井秀喜」こだわったのは外野守備だった/7月28日の話

スポーツ 投稿日:2021.07.28 07:30FLASH編集部

聖火リレーにも登場…いま振り返る「松井秀喜」こだわったのは外野守備だった/7月28日の話

聖火リレーに登場した松井秀喜(写真・JMPA)

 

 東京五輪の開会式で、ひときわ注目を集めたのが、王貞治、長嶋茂雄、そして松井秀喜の3人による聖火リレーだ。松井秀喜の引退セレモニーが、ヤンキー・スタジアムでおこなわれたのは、2013年7月28日のことだ。松井が引退して、もう8年経ったことになる。

 

 巨人時代、持ち前の打撃力でホームランを量産した松井。2002年、球団初となる海外FA権を行使しメジャーリーグへの移籍を表明した松井は、名門・ヤンキースを新天地に選んだ。

 

 

 引退セレモニーも、ヤンキースと1日限定のマイナー契約を結び「ヤンキースの一員」として現役を退いたように、メジャー時代の松井といえば、ヤンキースの印象が強いだろう。

 

 しかし、松井はメジャー10年間で、4球団でプレーしている。

 

 現在、大谷翔平が活躍をみせるエンゼルスも、そのひとつだ。2010年、松井はヤンキースとの契約満了をもってエンゼルスに移籍した。いったい、なぜ松井は移籍の道を選んだのか。

 

「左翼の定位置を確約してオファーしたチームが、エンゼルスでした。松井選手としては、その前の年(2009年)、つまりヤンキース最終年は指名打者のみの出場だったため、守備につける環境を求めてエンゼルスを選んだのだと思います」

 

 こう語るのは、長年にわたり松井を取材してきた、メジャーリーグ記者の笹田幸嗣氏だ。松井といえば、豪快なアーチを描く、パワーバッターとしての印象が強いが、エンゼルス移籍に際しては、外野手としての出場にこだわりを持っていた。その守備について、笹田氏は次のように語る。

 

「松井選手の外野守備は、判断力が抜群で素晴らしいものでした。肩は強い方ではないのですが、素早く、的確な送球には、ヤンキース時代から定評がありました。

 

 松井選手の守備をヤンキース時代から高く評価した人物がデレク・ジーターです。ジーターは遊撃手なので、松井選手が送球した場合、カットマンとして入る選手だったのです。

 

 ジーターは、松井選手の守備について『状況判断とコントロールが素晴らしく、クイックに投げてくれる。自分が組んだ左翼手のなかではナンバーワンだよ』と語っていました。やはり、打撃だけでなく、守備に関しても高く評価されていた選手なのです」(前出・笹田氏)

 

 こうして、エンゼルス・松井秀喜が誕生した。松井が守備機会を求めた背景には、「守備」が「打撃」与える相乗効果がある。

 

「守ることによって、常に試合に入り込むことができます。DH(指名打者)の場合、ベンチから試合を眺めながら、その流れに乗ろうとする。でも、実際に守っているのと、ベンチにいるのとでは違いますよね。

 

 松井選手自身も、守りながら自分が試合の中に入りこむ感覚と、そこから生まれるリズムによって、バッティングに集中しやすくなる、ということを仰っていました。守る環境が自分のバッティングにも相乗効果を与えると考える選手は、今でも多いと思います」(同)

 

 しかし、古傷のあった左膝が万全ではなく、守備での出場は18試合にとどまり、打撃でも精彩を欠いた。その結果、2010年シーズンでエンゼルスを退団、その後、アスレチックス、レイズを渡り歩くことになる。

 

 2012年シーズンで現役を退いた松井だが、その存在は、いまも多くの日本人選手に影響を与えている。エンゼルスで、松井の後輩にあたる大谷も、またそのひとりだろう。

 

「メジャー球団の関係者の多くが、日本から来た選手は『真面目』で『プレースタイルが基本に忠実』、つまりは『for the team』に徹してくれる選手ばかりだ、という意見を持っています。

 

 日本人選手に対する『真面目さ』や『勤勉さ』の代表格が、松井選手でした。日本人選手を獲得するにあたって、メジャー球団は常に『マツイのような素晴らしい人間性と勤勉さ』をイメージしていると思います。

 

 そういう意味で、松井選手が日本人メジャーリーガーにもたらしたものは大きいと思います。エンゼルスもそうした日本人の特性をわかっていたから、大谷選手を獲得する際も、思いっきり交渉に踏み切れた部分があるはずです」(同)

 

 打撃のみならず、守備でも道を切り開いた松井。常に高みを目指すその魂は、いまも脈々と日本人メジャーリーガーたちに受け継がれている。

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