スポーツ
大谷翔平 記者を感動させた球宴ホストチームの元主砲への “心遣い”
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.11.04 06:00 最終更新日:2021.11.04 06:00
打っては、46本塁打、100打点。投げては9勝2敗、156奪三振――。前人未到の記録を打ち立てた大谷翔平の勢いには、日本国民が湧いた。
マスコミも総動員で大谷の活躍を報道した2021年。本誌は、新聞社、通信社らに「我が社が選ぶ大谷のベストショット」を聞いた。
デイリースポーツの小林信行記者は7月13日のMLBオールスターを振り返りこう語る。
【関連記事:大谷翔平「元女子バレー選手とラブラブ」説を突っ込まれる】
「2月のキャンプから10月の最終戦まで、私が書いた大谷選手関連の原稿は紙面・ネットあわせて約900本。そのなかから選ぶなら、オールスター戦を報じた一本です。初回に三番アレナドを打席に迎えたときの立ち居振舞いは圧巻。
前年までアレナドは球宴ホストチームであるロッキーズの主砲だったこともあり、場内でスタンディングオベーションが起こりました。このとき大谷選手は雰囲気を壊さぬようマウンドを外していましたね。
そして、初球はこの試合初となる160kmの直球。4球めには最速の161kmを計測し、最後は宝刀スプリットで打ち取りました。相手をリスペクトしたうえで自身のすごさを示し、“作品” を完成させましたね。
試合前にグラウンドのゴミを拾ってポケットに入れたのも “運を拾う” だけでなく、ほかの選手が足を滑らせて怪我をするのを防ぐためと聞いたことがあります。この記事には大谷選手の魅力を凝縮しました」