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大谷翔平 国民栄誉賞「まだ早い」発言で脚光を浴びる23歳で受賞した羽生結弦の地元東北への思い
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.11.24 18:40 最終更新日:2021.11.24 18:40
11月22日、松野博一官房長官は、MLB・エンゼルスの大谷翔平選手に国民栄誉賞の授与を打診したことを発表した。この打診に対し、大谷は「まだ早いので今回は辞退させていただきたい」と答えた。
大谷の辞退を受けて松野官房長官は、「更なる高みに向けて精進に集中するという強い気持ちと受け止めている」と述べた。
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現在、国民栄誉賞の最年少受賞者は、フィギュアスケートの羽生結弦選手だ。2018年、平昌オリンピックで金メダルを獲得し、日本人初となる冬季五輪個人種目での連覇を達成。その功績を称えての授与となった。
大谷が「まだ早い」と発言したことから、ネット上では2人の選手を比較する声があがっている。
「特に羽生選手と大谷選手は同い年ですからね。年齢だけで考えれば大谷選手が早すぎるということは決してありません。『羽生選手はフィギュアスケートという、野球よりも選手生命の短い競技だから当然だ』とか、『大谷選手は3度も辞退したイチローを見習っているんじゃないか』などさまざまな声が上がっているんです」(スポーツ紙記者)
大谷は今季を振り返り「(来季は)もっともっと高いレベルで数字が残る」と豪語するだけに、『まだ早い』という感覚なのは当然だ。では、怪我と闘いながらも、現在も第一線で活躍する羽生が2018年に国民栄誉賞を受け入れたのはなぜなのか。
「東日本大震災ですよ。羽生選手は2011年に仙台市内のスケートリンクで被災しました。震災で苦労してきた中で、多くの人に支えられてきたという意識が強いんです。
受賞の際、『ここまで切り開いてくださった方々がたくさんいる中で、代表として僕が頂いた』と語りました。羽生選手はその言葉通り、国民栄誉賞は自分を支えてきてくれた人たちや被災者の方々と一緒に受け取るものだと考えていたため、辞退しなかったんです。実際、羽生選手の受賞には多くの被災者のかたが勇気づけられたと喜びの声を口にしていました」(同前)
大谷選手と羽生選手が、どちらも国民か愛される偉大なアスリートなのは間違いない。
( SmartFLASH )