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加藤コミッショナー「プライド高く二枚舌…」球界での最悪な評判

スポーツ 投稿日:2013.06.20 07:00FLASH編集部

「統一球隠蔽問題」が明るみに出た12日、日本野球機構(NPB)の関係者が「なんらかの対応をする」と発言したことで、加藤良三コミッショナー(71・以下加藤C)の発言に注目が集まり、翌日には午前中から同事務局に多くの報道陣が詰めかけた。しかし、会見はいっこうに始まらない。

 

「じつは会見が始まる前、『今回の件は下田邦夫事務局長にすべてを押しつけ、加藤Cは自分は知らなかったと話す』という情報が入ってきた。まるで悪徳政治家と秘書のようにね。でも、『まさか、そこまでは』と思っていたら、そのとおりになって驚いたし、呆れている」(担当記者)

 

加藤Cは、東大法学部卒業後、外務省入省。アジア局長、外務審議官などを歴任し、01年9月からは駐米大使を務めるなど、エリート中のエリートとして知られている。駐米大使を退官後、自ら売り込んで’08年7月に第12代コミッショナーに就任。

 

「その売り込んだ相手というのが渡邉恒雄巨人会長。現在も2人は非常に近い関係にある」と前出・記者は言う。

 

リーダーシップに欠ける言動は「なっただけで満足しているのでは」との批判も出た。

 

「北京五輪のとき、野球が次回から五輪競技ではなくなるということで、加藤Cは復活のために、現地に赴きアピールする立場だった。でも、昼間の試合に顔を真っ赤にして現れたそうです。試合前にワインをがぶ飲みしていたんだとか。試合中もアピールなんて頭になく、周りと笑ってご機嫌だったようです」(球界関係者)

 

その後は、さらに迷走ぶりは加速する。

 

「とにかくプライドが高く、夢ばかり語りたがる。それも話がでかく、実現しないものばかり。そして言っては逃げる。我々の間では“二枚舌“として有名」(前出記者)

 

こうした声は、当然選手会にも届く。両者の関係悪化が決定的になったのには2つの“事件”があった。

 

「加藤Cは東日本大震災があったにもかかわらず、開幕日を従来どおりに推し進めようとした。ところが、その後のWBCの参加問題では、収益配分の不均衡を問題視した選手会から不参加決議がなされたが、問題解決に動こうとせず、そればかりか『ファンのために』『(震災の)復興支援』と問題をすりかえたうえで『参加すべき』と主張した」(スポーツ紙デスク)

 

のちに選手会は不参加を撤回したが、その後加藤Cの解任に本腰を入れるようになったという。今回の問題も、選手会としては加藤Cの責任問題を強く要望していくようだ。

 

選手会や世間を敵に回しても、加藤Cは辞任する姿勢を見せない。なぜ、この職にこだわるのか。前出のスポーツ紙デスクは言う。

 

「今の座に居座るのは、ある野望から。それはコミッショナーとして4人めの野球殿堂入り。統一球に自分の名前を入れたり、巨人vs.阪神戦の米国開催など、誰もやっていないことに挑戦するのは、その足跡を残し、殿堂入りをアピールしたいからです」

 

(週刊FLASH 2013年7月2号)

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