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元通訳語る「巨人軍選手が興じた“高級ギャンブル”」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2013.07.17 07:00 最終更新日:2013.07.17 07:00
’75年、巨人初の通訳となった田沼一郎氏。06年の退職まで31年間務め上げ、外国人選手70人以上を担当した。’05年には30年の通訳人生を評価され、連盟表彰も受けている。そんな田沼さんが、紳士たるはずの巨人軍選手が興じていた“遊び”を教えてくれた。
「’81年、ベロビーチキャンプに行ったときの移動の機内では、ルーキーのタツ(原辰徳現監督)と江川卓らがよくポーカーをやっていましたね。賭けていた?なにも賭けずにやりますか?(笑)まあ、どのチームでもそうでしょうけど、巨人の場合は額が違った。ポーカーでも10万円くらいはあっという間でした。ゴルフでも握っていましたし、シーズンオフのコンペでは『100万円やられた!』なんて声もよく聞きましたから」
当時のベテラン選手を中心に、V9ナインは特に麻雀がお好きだったそうだ……。
「多いときは一晩で50万円くらいが動いていましたね。スカウト連中も同様で、球団事務所に顔を出してもすぐ雀荘にいってしまう。探すときはまず雀荘に行ってましたね。そうそう、ミスターと王さんが囲んだことを一度見たことがあります。王さんはしっかり場を見て、絶対に振り込まないタイプ。一方、ミスターは人の手なんかまったく気にせず、自分の役作りに熱中。しかも役満一直線(笑)。麻雀は性格が出ると言いますが、実感しましたね」
では、昨年の原監督の“1億円スキャンダル”に代表されるような、女性問題に関してはどうだったのだろうか。
「関西での常宿だった竹園旅館には、たしかにアルバイトの女性が大勢いました。タツのあの話を聞いたとき『そういえば……』と思いました。まあ、大勢いすぎて誰が相手なのかはわかりませんでしたが(笑)。ガルベスが六本木にあった『C』というクラブで、外国人モデルを何度もお持ち帰りしていたのですが、じつは桑田もこのクラブの常連でした。まあ、彼の建て前は英語の勉強がしたいからということでしたが(笑)」
“巨人軍は常に紳士たれ”。正力松太郎が残した巨人軍憲章とも呼ばれる遺訓は、いまや過去のものとなってしまったのか。
(週刊FLASH 2013年7月23・30号)