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井岡一翔“ドーピング騒動”から1年 いまだ炎上中…日本ボクシングコミッションの相次ぐ失態にジム&選手団体が“最後通告”

スポーツ 投稿日:2021.12.24 18:20FLASH編集部

井岡一翔“ドーピング騒動”から1年 いまだ炎上中…日本ボクシングコミッションの相次ぐ失態にジム&選手団体が“最後通告”

2021年5月、ドーピング疑惑の潔白が証明された井岡一翔は、「今のJBCの下でやるのは不安」と語った

 

「今JBCは、1952年の設立以来、最大の窮地に立たされています」

 

 こう語るのは、あるボクシングジム関係者だ。JBC(日本ボクシングコミッション)とは、日本のプロボクシングの試合管理などをおこなう統括機関である。この関係者は続ける。

 

「2021年4月に『FLASH』などが報じたWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔選手(32)の“ドーピング騒動”が、いまだに尾を引いているのです」

 

 

 2020年大晦日の世界戦で、井岡が受けたドーピング検査の尿検体から禁止薬物が検出されていた疑いがあることを本誌は報じた。記事では検査をおこなったJBCが、本来は再検査用に残しておくべき尿検体を警視庁に持ち込み、検体が使い切られたことで井岡側が再検査を受けられない事態に陥っている、とJBCの落ち度を指摘した。

 

 その後、JBCは検査体制が杜撰だったことを認め、井岡に謝罪。ところが、この不祥事に激怒したのは井岡だけではなかった。ボクシングジムの団体である日本プロボクシング協会(以下、協会)が、JBC側の責任を厳しく追及することになったのだ。

 

「長らく協会とJBCは、協力関係のもとで試合を興行してきました。しかし、井岡の件で協会とJBCの信頼関係に大きなヒビが入ってしまった。協会は、井岡の尿検体を警視庁に持ち込んだ張本人である浦谷信彰執行理事の辞職を求めたのです。浦谷理事はJBCの現場責任者ですが、協会が求めたのは理事職を辞任するだけでなく、JBCからの追放、つまり職員も辞せよという強い要望でした」(同前)

 

 ところがJBC側は、この要求に対してほぼ無回答。そこで協会は、各ジムなど興行主がJBCに払う試合承認料とライセンス料を協会側で一時預かるとJBCに通告した。さらに、JBCの業務の一部を協会側に移管する手続きに入った。井岡のドーピング騒動は、ジム・選手側とコミッション側の決定的な対立騒動にまで発展しつつあるのだ。

 

「そもそも協会はここ10年間、JBCのコミッションとしてのガバナンス能力に不満を持っていました」

 

 こう語るのは、ボクシング担当記者だ。この記者によれば、井岡のドーピング問題のほか、大きく以下の4点に協会側がJBCに不信を募らせていった要因があるという。

 

・長らくJBCの事務局長を務めていた安河内剛氏が、JBCから不当な懲戒解雇処分を受けたため、地位保全などを求めJBCを訴えた裁判(2012年)で、JBCが敗訴(2016年)した問題。安河内氏はその後、JBCに復帰した。

・選手の怪我などの治療費に充てられるべき選手側から徴収した健保金を、JBCが目的外に使用していた問題。

・亀田興毅氏、大毅氏、和毅氏の“亀田3兄弟”と亀田プロモーションが「JBCの不当な処分によりライセンスを失った」として、JBCに対して損害賠償請求を求めた裁判(2016年。2020年、1審はJBCが敗訴し、計4450万円の支払いを命じられた。2022年2月に控訴審判決の予定)

・JBCの財政状況の悪化問題

 

 ボクシング担当記者が解説する。

 

「JBCの正味財産は、2010年には約1億6000万円ありましたが、2018年には約620万円までに激減しました。さらに現在は借金状態にあり、いつ財政破綻してもおかしくない状況だとみられています。これら一連のJBCのガバナンス態勢の不備や、財政悪化を招いた問題のすべてに、浦谷理事が現場責任者として関わっているとして、協会は浦谷理事を批判しているのです。もちろん、すべてが彼一人の責任だとは思いませんが……」

 

 12月24日現在、浦谷理事はJBCを辞めていない。協会は12月16日、試合承認料、ライセンス料の協会での一時預かりはいったん保留するが、浦谷理事の辞職要求は継続し、試合会場への立ち入りを禁止する。財政悪化によるJBCの存続リスクに備えて、試合管理をおこなう態勢づくりの準備をすべく、準備委員会を立ち上げることなどを決議した。

 

「これは、JBCが財政破綻しても試合を存続できるようにするための準備です。もちろん中立性を保つために、ジム側を介入させないように審判部などは独立させることなど、いろいろと考えられています」(前出の関係者)

 

 いわば協会からJBCへの“最後通告”だ。一方、のちに騒動に発展したドーピング検査から丸1年がたつ井岡は、2021年の大晦日にWBO世界スーパーフライ級6位の福永亮次との防衛戦が予定されている。

 

「コミッション機能の一部移管や、浦谷理事の試合会場への出入り禁止は2022年1月から執行されると思います。入場はプロモーター権限になるので、浦谷理事は拒むことができないでしょう。いち個人プロモーターの意見ではなく、協会全体が排除するという意志を見せており、一応の強制力はあるので、それを無視して入場することはできないですね」(同関係者)

 

 浦谷理事にとっては、大晦日の井岡戦がコミッションとして直接関わる最後の試合になるのかもしれない。そして2022年、JBCには最大の試練が待ち受けているーー。

 

(SmartFLASH)
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