スポーツ
新大関・御嶽海 目標が達成したいま、次の野望は“嫁取り宣言!”「年上好きで、篠崎愛さんがタイプです!」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.01.26 11:00 最終更新日:2022.01.26 13:13
「一番一番、白星を積み重ねていけば、そこ(大関)に辿りつけるんじゃないですか」
本誌にそう語っていたのが、5年前の2017年2月。その御嶽海(29)がようやく大関に昇進した。これまで何度も本誌のインタビューに応えてくれた御嶽海。その言葉から、これまでの足跡を辿ってみたい。
【関連記事:角界にもハーフ旋風「御嶽海」美人ママが「ヒーくんは料理上手」】
学生相撲で多くのタイトルを獲得、幕下付け出しでデビューすると、わずか4場所で新入幕を果たした。その新入幕(2015年十一月場所)直後には、こう語っている。
「自信がなければこの世界(プロ)には入っていません。三役ですか? いや、まだまだ。稽古をしていても力の差を感じます。とにかく場所で勝ち越すこと。そうすれば、いつか結果はついてくると思います」
2016年十一月場所では新三役(小結)となり、続く2017年一月場所後に語ったのが冒頭の言葉。2018年1月に本誌の企画で開催した学生相撲出身力士による座談会では、「この地位(4場所連続関脇)にいるわけで、上(大関)を目指さなきゃいけないのは必然ですから。言葉で言うよりも『なっちゃうんだろうな』くらいの気持ちでいきます」と語っていた。
陽気なキャラクターで知られるが、けっしてビッグマウスではない。場所前に目標を聞かれるたびに答えは決まって「まずは勝ち越し」、そして三役として「二桁の勝ち星」だ。大関候補と周囲が騒いでも、自ら「大関」という言葉を口にすることは避けてきた。
2019年九月場所で2度めの優勝を飾った直後のインタビュー。
「(大関は)もちろん狙っていきますよ。しかし、まずは10勝。もし次の場所で(大関に)上がれなくても、次に繋げるには最低でも10番。(三役が)17場所……3年近く。もういいかげん先に進まないと。(大関を)狙える位置にいるわけだし、チャンスはそんなに何回もないですから」
だがその後、同じく学生相撲出身の朝乃山、正代が先に大関に昇進した。
「(学生相撲出身力士は)やっぱり気になります。一緒にやってきた人たちのなかではいちばん上にいたい」(2017年2月)、「若手の中ではトップの番付でいたい」(2018年1月)と語っていただけに、闘志に火がつかないはずがなかった。
さらには、苦手としていた九州場所を克服できたことも大きかっただろう。
「九州は相性が悪いですから……。寒くなる時期で、一年の疲れも出やすいんですよ」(2019年10月)
これまで九州場所は6回中3回の負け越し。一度も二桁勝利はなかったが、2021年は11勝を挙げ、これが大関獲りの大きな足掛かりとなった。
「次期大関候補」から「万年大関候補」となりつつあった天才肌の力士がようやく掴んだ大関の座。横綱が一人、カド番が多い大関が二人という状況を考えれば、一気に「御嶽」の頂上に辿りついても不思議はない。
一躍注目を集める存在となった今、「嫁取り」も話題になりそうだ。
「自分もそろそろですね。でもその前に、大きな目標(大関)があるんで。昇進してから考えましょう。好みのタイプですか? 年上で、おっとりした性格の女性が好きですね。芸能人でいえば篠崎愛さんです」(北勝富士や遠藤など、学生時代から切磋琢磨してきた力士が続々結婚していた2019年10月)
目標を達成した今、こちらも一気に決めるか――。
写真・ヤナガワゴーッ!
( SmartFLASH )