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羽生結弦の引退後に注目集まる コーチ、プロスケーター…政治家転身までささやかれ始めた!
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.02.14 16:00 最終更新日:2022.02.14 18:46
「もうちょっと時間ください。ちょっと考えたいです」
競技後、言葉を詰まらせてそう語ったのは、フィギュアスケート男子日本代表の羽生結弦(27)だ。五輪3連覇が期待された北京大会だったが、自身が挑戦してきた4回転半ジャンプが失敗、メダルには一歩及ばなかった。
それでも、彼の健闘には意味があったと語るのは、さるスポーツライターだ。
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「2021年あたりから、演技の構成やジャンプの種類など、あらゆる面でレベルアップしないと、ネイサン・チェンに勝つのは難しいと、彼自身も感じていたと思います。『それなら、まだ誰も成功していない4回転アクセルを五輪でやってやろう』というのが、彼の戦略だったのではないでしょうか。勝ちに行くための挑戦の結果が、今回の4位だったのだと思います」
羽生を前に、躍進したのが若手たちだ。3位に宇野昌磨(24)、2位に鍵山優真(18)という結果になり、日本勢がメダルを2つ獲得した。この結果に、関係者の間では「羽生引退説」が濃厚になってきたという。
「年齢的にも競技者として五輪を目指すのは、今回が最後だと思います。4年後、彼は31歳ですからね。日本が男子フィギュアの弱い国だったらそれでも可能性はあるでしょうが、今回メダルを獲得した2人以外にも、若手選手で有望株が続々と出てきています。31歳という年齢で出場枠に食い込めるかは、かなり厳しいというのが現状です」(前出・スポーツライター)
そこで気になるのは、羽生の引退後の動向だ。
「選手引退となると、まずはプロに転向という話が出てくるでしょう。じつは競技者としてスケート連盟に所属していると、たとえばCM契約やアイススケートショーに出演する場合、ギャラを連盟にある程度収めなければいけません。でもプロとなれば、全額自分のものになりますから、収入を考えるとかなりおいしいんです。
また、4年前の平昌五輪で連覇を成し遂げた翌日には、『世界中、いろんなところを周りながら、スケートで本気で1位を目指している人の手助けができたらと思う』『フィギュアスケートという競技で選手としていちばん上のところまできたと胸を張って言える。そういう経験を伝える仕事ができたらと思う』と語っています。引退後にコーチとして、フィギュア界に戻ってくることも十分考えられますね」(同前)
プロスケーターとしてショーに出演するか、コーチとして後進を育成するか……。しかし、羽生の引退後についてはこんな意外な見解もあるのだとか。
「東京五輪開催前の2019年には、『羽生はIOCのアスリート委員に興味を持っている』と報じられました。引退後は、冬季五輪の誘致活動に精力を注ぎ、地元・仙台でフィギュアの大会を開催したいという希望を持っている、とのことです。
しかし現在、我々スポーツライターの間で囁かれ始めたのが、政治家への転身なんです。彼は自分を魅せることがうまいし、頭もいい。コメント力にも優れている点からも、政治家にも向いていると思いますね」(同前)
現役続行か、コーチかプロか、はたまた政治家か……。羽生の今後の動向に、注目が集まっている。
( SmartFLASH )