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元サッカーダイジェスト編集長語る「日本はイタリア破り8強」

スポーツ 投稿日:2013.12.11 07:00FLASH編集部

運命の賽は投げられた!2014年ブラジルW杯、日本の初戦は6月15日のコートジボワール戦に決定。そこで今回、元『サッカーダイジェスト』編集長の六川亨氏に日本の勝敗を大胆予測してもらった。

 

「日本の入ったグループCの試合会場は、すべて平均気温が25度以上と暑く、しかも湿度が高い。これが日本にとってアドバンテージとなる。ギリシャやコートジボワールは湿度の高さに慣れていない。日本の特徴である俊敏性、勤勉さ、ボールを動かす戦術は、相手のスタミナを奪うことに有利に働くはずだ」

 

コートジボワールと初戦で戦えることも大きいという。

 

「アフリカのチームは、試合をこなすうちに連携が取れてくることが多い。逆にいえば初戦は、まだチームとして機能しない面が多く、そこを日本は突くべき。過去の大会でも初戦で勝ち点を獲ったチームは7割以上の確率で決勝トーナメントに進んでいる」

 

六川氏の予想では、予選リーグで日本はコロンビア、コートジボワールとは引き分け、ギリシャに勝利の勝ち点5。勝ち点7のコロンビアとともに予選を突破する。

「コロンビアは90年代に絶賛されたパスサッカーが影を潜め、ファルカオ頼みのカウンターが武器。日本のポゼッションの確率は高まるだろうが、もっとも苦手とする戦い方をしてくるだけに慎重に試合を進めたい。コートジボワールは個人の能力は高いが、組織力に難あり。ギリシャは日本にとって絶対に勝たなければならない相手だ」

 

そして、決勝トーナメント。日本はイタリアと対戦。今年6月のコンフェデ杯で、あと1歩まで追いつめた相手だ。

 

「イタリアの攻撃の生命線であるMFピルロをどうやって潰すのか。本来ならば本田圭佑がマーク役だが、となれば日本の攻撃力が半減する。ザックの選手起用が鍵を握る。エース、バロテッリはコンスタントに力を発揮できないことも事実。反則覚悟のプレッシャーで、カリカリさせることが重要。そうすれば自滅する可能性が大きい。日本にとっては、組みしやすい相手であり、番狂わせで悲願のベスト8入りを決める」

 

ベスト8の相手はオランダ。11月の対戦で引き分け(2-2)、自信を得た日本だったが、やはり親善試合とW杯本番は違う。

 

「先の戦い同様、日本のいい時間帯も多く作れるだろう。だが、あのときはFWファンペルシー、MFスナイデルと、攻撃の二枚看板を欠いていた。日本もゴールを挙げられるだろうが、オランダ相手に最少失点で切り抜けることは難しい。ザック・ジャパンの冒険はこの試合を持って終わりを告げる」

 

なお、六川氏の優勝国予想は、アルゼンチンとの決勝戦を制したドイツ。大会MVPにはドイツの司令塔エジル、得点王には史上最年少でネイマールの名前を挙げている。

 

見るものを楽しませるサッカーが展開されることを祈らずにはいられない。

 

 

(週刊FLASH 2013年12月24日)

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