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プロ野球キャンプのハンパない新庄フィーバー!報道陣ガラガラで高津監督ボヤキ…原監督はそれでも笑顔のワケ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.03.02 06:00 最終更新日:2022.03.02 06:00
北京五輪が重なったため、スポーツ紙の一面争いでは、やや後手を踏んだ感のあるプロ野球の春季キャンプ。そんななか、唯一対抗していたのが、日本ハムの指揮官に就任した新庄剛志監督(50)だ。
とにかく、新庄が動けば報道陣やファンも動く。スポンサー筋も大注目で、差し入れの量はハンパなかったという。
「新庄監督は体型を維持するために『昼食は摂らない』と語っていますが、甘い物が好きなだけに、バームクーヘンなどをちょこちょこつまんでいたようです。そのため、練習が始まる前にバイクを漕いだり、昼食時に筋トレをしていました」(日ハム担当記者)
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誰よりも早くグラウンドに来て、誰よりも遅く帰るのが彼のスタイル。監督によっては16時ごろに引き上げることも多いが、最後まで練習につき合い、アドバイスを送る。そして「選手は練習だけに集中して」と、自らグラウンド整備もこなす。帰宿が18時を過ぎることもしばしばだった。
また、昼食時にはポケットマネーで地元の飲食店のキッチンカーを球場に呼び、報道陣に “ビッグボスランチ” を無償で振る舞う。カレー、ソーキそばなど、バラエティに富んで、こちらも好評だった。
「ただ、キャンプで目立つのは、新庄監督と室伏広治氏ら臨時コーチばかりで、選手たちは地味で記事になりづらい。唯一目立ったのが清宮幸太郎で、体も絞れてシャープな感じ。大好物の柿や間食をやめたそうで、今年は開花の予感があります」(同前)
日ハムに話題をさらわれた感のある巨人。もっとも原辰徳監督(63)は、この新庄フィーバーにご満悦だという。
「報道陣が少ないこともあってか、『選手が練習に集中できた』と喜んでいました。原監督は機嫌が悪いとすぐに顔に出るが、今キャンプは笑顔が多かった。桑田真澄氏が投手チーフコーチに就任したことも好材料。前任の宮本和知元コーチとは実績が違うので、投手陣も『やはり言葉の重みが違う』と、心酔しています」(巨人担当記者)
そんななか「唯一の不安材料が、昨季途中加入した中田翔」だと、記者は続ける。
「体重増加で、体を一からつくってきて調子はよさそう。ナインと気軽に話をしたり、アドバイスを送ったりと、昨季のような孤立感はありません。有望株の秋広優人が弟子入りしましたが、中田はよくも悪くもマイペース。悪いところは見習わないでほしいと、首脳陣は心配していますね」
昨季、20年ぶり6回めの日本一に輝いたヤクルト。さぞかしキャンプも盛り上がっていると思いきや……。
「とにかく報道陣は少ないし、スタンドもガラガラ。高津臣吾監督(53)は『昨季、本当に日本一になったんだっけ?』と、ぼやいていました(笑)」(ヤクルト担当記者)
清原和博氏が中日キャンプ地を訪れたのは2月22日のこと。中日OBでも入れない三塁ベンチに座り、鋭い視線で練習を見つめていた。
「ある球団関係者は『執行猶予が明けて禊がすんだとはいえ、ウチから取材パスは出せませんよ』と語っていた。中日には立浪和義新監督(52)がPL学園の後輩ということで訪問が実現したが、他球団での取材はまだまだハードルが高い」(スポーツ紙デスク)
翌日の23日には、清原氏が人命救助をおこなったことが話題になったが、阪神でもちょっとした “事件” が。
「目標達成を前もって祝って、現実を引き寄せる『予祝』というのがあるのですが、矢野燿大監督が就任当初からチームに浸透させていました。今回、糸井嘉男と西勇輝が中心となって、予祝として監督を胴上げ。この時期に異例のことですが、矢野監督はことのほか喜んでいた。ただ、ほかの選手や球団関係者は、さすがに早すぎるとシラケ気味でした(苦笑)」(阪神担当記者)
また、コロナ対策で各球団はさまざまな対策を練っていたが、もっとも厳しかったのが阪神だったという。
「記者や評論家にワクチン接種やPCR検査はもちろんのこと、キャンプ地を訪れる5日前からの会食、外食自粛のお願いをしていたほど。だが、キャンプ地で会食したある評論家が陽性となった。しかも阪神OBとあって、球団関係者は怒りを通り越して呆れていました」(同前)
いよいよ、今月末に開幕を迎えるが、スポーツ各紙の一面を飾るのは、どのBOSSだーー。