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本田圭佑取り巻くピッチ外の事情…ミラン首脳陣に“内紛必至”

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2014.01.22 16:00 最終更新日:2014.01.22 16:00

辛辣な批判で有名なイタリアのスポーツマスコミやサポーターから、わずか2戦で称賛の嵐を浴びた本田圭佑(27)。それほどインパクトは強かった。ただ、現在のACミランのチーム状態は……。

 

本田のデビュー戦、サッスオーロ戦直後にアッレグリ監督(46)が解任され、まだ現役だった同クラブOBのセードルフ(37)が監督に抜擢された。この交代劇こそが「内紛の火種になる」とサッカーライターは明かす。

 

「これまでミランは、ベルルスコーニ名誉会長の右腕、ガリアーニ副会長が実権を握ってきた。ところがここ数年、結果が芳しくないため、昨年12月、ベルルスコーニの次女バルバラ女史がCEOに就任し、同等の権力を持つようになった。彼女がまず手をつけたのが、ミランの“レジェンド”たちの復帰。それがセードルフの監督就任であり、さらにマルディーニ(元イタリア代表)を招聘しようと画策している」

 

現在チームにはバロテッリ、カカらが在籍しているが、かつてのようにスーパースターが多くいる環境にはない。だからこそ、彼女はOBの復帰を強く推しているという。

 

「だが、面白くないのがガリアーニ。経験が浅く、しかも女性にそこまで改革されたことで、昨年末には辞意を表明。ベルルスコーニ氏は受け入れる姿勢を見せていたが、数十億円ともいわれる退職金を要求されたことで慰留する始末。現在は二頭態勢を敷いているが、いつ関係が悪化してもおかしくない」

 

現地記者も、この意見に同意する。

 

「本田はガリアーニ、セードルフはバルバラ女史が主導してチームに加えた。ともに補強ということが大前提。ところが事はそう簡単ではない。バルバラ女史は昨年1月までミランに所属していたパトとの浮き名で有名。だがそれ以前にセードルフとも親密な関係だったことが報道されたこともあり、今回の監督就任についても『元カレを呼ぶなんて公私混同だ』とファンからブーイングも出ている」

 

今後、本田が活躍してチームが勝てばいいが、低空飛行がつづくようだと、本田、セードルフを全面に出した、首脳2人による代理戦争が勃発するという爆弾を抱えている。

 

「加えて、バルバラ女史は早くも本田に“色目”を使っている様子も窺える(笑)」

 

ようやくロシアでの“呪縛”から逃れてイタリアに来てみたら、さらに取り巻く環境はややこしくなった。今後、予想される雑音を封印するためにも、ゴール、勝利という結果を出しつづけなければならない。

 

(週刊FLASH 2014年2月4日号)

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