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MLB開幕目前!大谷翔平の観戦ポイントをチーム別に解説…イチローの “愛弟子” とも対戦

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.07 06:00 最終更新日:2022.04.07 06:00

MLB開幕目前!大谷翔平の観戦ポイントをチーム別に解説…イチローの “愛弟子” とも対戦

昨季終盤にマリナーズから敬遠攻めにあった大谷(写真・共同通信)

 

 昨季、本格二刀流を成し遂げて、MVPに輝いた大谷翔平。しかし、今季のキャンプインで彼が口にしたのは「もっと上を目指して」ーー。

 

 まだまだ倒さなければいけない “因縁の相手” について、MLB評論家・福島良一氏に話を聞いた。

 

●【VS. レイズ】

 

 

・2021年対戦成績
[打撃] .455(22-10)4HR 9打点
[投手] 0.00(5回)1先発 0勝 0敗

 

 本拠地球場の「トロピカーナ・フィールド」は大谷がもっとも相性のいい球場。2019年6月にはMLB日本人選手初のサイクルヒットを達成し、昨季も2本塁打の大暴れだった。

 

「育成力で2年連続地区優勝を果たしました。その象徴が、昨季デビューした内野手のフランコです。今季MVP争いで、大谷のライバルに推す声は多いです」
※以下、断わりのない発言は福島氏

 

●【VS. ガーディアンズ】

 

・2021年対戦成績
[打撃] .316(19-6)2HR 4打点
[投手] 3.86(4回2/3)1先発 0勝 0敗

 

 慣れ親しんだ「インディアンス」からチーム名を変更。注目すべきはチーム名どおり “守護神” だ。

 

「クローザーを務めるクラッセの決め球はカットボール。しかも、平均約161km、MAX約163kmという規格外の持ち球です。左打者の大谷にとって、内角に食い込んでくるボールなので、打ち損じたときは手の痺れにも気をつけてほしいです」

 

●【VS. マリナーズ】

 

・2021年対戦成績
[打撃] .206(63-13)5HR 13打点
[投手] 2.08(13回)2先発 1勝 0敗

 

 昨季終盤、大谷は “敬遠地獄” にいた。2021年9月24日、25日の対戦では計6四球を喰らったが、マリナーズにも20年ぶりのポストシーズン進出がかかるという事情があった。

 

「昨季果たせなかったポストシーズン進出へ、マ軍で期待を集めているのが21歳の外野手・ロドリゲスです。彼はイチローがつきっきりで指導した “愛弟子” ですよ」

 

●【VS. アスレチックス】

 

・2021年対戦成績
[打撃] .226(62-14)2HR 7打点
[投手] 2.25(20回)3先発 0勝 1敗

 

 2021年5月28日の先発登板。3回、高めに抜けたボールにアスレチックスの打者・カナが激怒。両軍ナインがベンチを飛び出し、乱闘寸前になった。

 

「“マネー・ボール” で有名なチームで、昨季も敵将が『大谷を打ち取ると流れが変わる』と言及するなど、勝つためならなんでもやるチーム。監督や主力が抜けて、体制は変わりましたが要注意」

 

●【VS. ドジャース】

 

・2021年対戦成績
[打撃] .286(14-4)0HR 2打点
[投手] 登板なし

 

 同じロサンゼルスを本拠地にするライバル。

 

「エース投手のカーショウなど、MVP受賞者が4人の強力布陣。なかでもリードオフマンのベッツは、LAで絶大な人気。大谷と2人で地元新聞や雑誌の表紙を飾ることがよくあります。ちなみにベッツはボウリングで何度もパーフェクトゲームを達成したことがある “二刀流” です」

 

●【VS. レッドソックス】

 

・2021年対戦成績
[打撃] .308(26-8)3HR 5打点
[投手] 2.57(7回)1先発 1勝 0敗

 

 昨季MLBに移籍し、ポストシーズンでも登板した澤村拓一が在籍。

 

「まだMLBで大谷との対戦はありませんが、巨人時代には3打数無安打に抑えられています。米国ではのびのびプレーしている印象で、髭をたくわえ、長髪になり、今季はさらにワイルドな印象です。投手・大谷にとっても強打者が揃うレッドソックスは強敵でしょう」

 

●【VS. ヤンキース】

 

・2021年対戦成績
[打撃] .160(25-4)4HR 5打点
[投手] 94.50(2/3回)1先発 0勝 0敗

 

「ア・リーグNo.1の剛腕で、今季サイ・ヤング賞の大本命がコール。初回から160km超えの速球を投げ続け、ナックルカーブ、チェンジアップと変化球も多彩です。大谷はかなり苦手にしていて昨季は6打数無安打4三振。通算でも17打数3安打、打率.176と完全に封じ込まれています。彼をどうやって攻略するか、今季の課題のひとつです」

 

( 週刊FLASH 2022年4月19日号 )

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