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大谷翔平 今季の「本塁打王争い」に期待できるワケ…DH制のルール変更、1番打者で打席も増
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.07 06:00 最終更新日:2022.04.07 06:00
大谷翔平(27)だけでなく、MVP3回のマイク・トラウト(30)というMLB屈指のタレントを擁しながら、昨季は地区4位に終わったロサンゼルス・エンゼルス。7年連続でポストシーズン進出を逃したチームに激震が走ったのは大谷の「勝ちたい」発言だ。
MLB評論家の福島良一氏は「エンゼルスは楽しみなシーズンになる」と予想する。
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「まず、昨季はともに怪我でシーズンのほとんどを棒に振ってしまったトラウトとレンドーンの復活で、上積みがあります。対戦相手からのマークも、大谷一人から分散されるため、攻撃力はかなりアップすると思います」
エンゼルス経営陣はオフに入ると積極補強を展開。とくに投手陣の編成に力を入れた。
「昨季大活躍した守護神のイグレシアスの残留が大きい。また課題の先発陣では、エース級の獲得はなりませんでしたが、メッツ時代に2桁勝利を3度記録したシンダーガードを獲得し、オープン戦の投球もまずまずでした。
アストロズが本命のア・リーグ西地区ですが、あとの4チームは横一線。ポストシーズン進出チームが10チームから12チームに増えたこともあり、可能性は十分あるとみています」
昨季、日本中を釘づけにした本塁打王争いの展開をMLB担当記者が解説する。
「ゲレロJr.を本命に推す声は多いですが、今季の “両リーグDH制あり” のルール変更は、大谷にとって有利になります。昨季までのDHなしの試合では、先発登板しない限り、大谷は代打登場だけだった。単純に打席に立てる回数が増えますからね」
さらに、ジョー・マドン監督(68)の采配も追い風だ。
「マドン監督は大谷の機動力を生かすため『大谷を1番に据えるのがベストな打順』と明言しています。3番に入った場合に対して、1シーズンで20以上打席数が多くなる予測です。
これに加えて、先発投手が降板後もDHとして試合に残れる “大谷ルール” の適用が開幕直前に決定したのも大きいです」(同前)
時代と常識を変えた男は、ルールまでも変えて進化していくーー。