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佐々木朗希 元カノは3人、亡き父との投球練習、美人母は保険営業マン…地元取材で発見した山奥の “秘密特訓場”

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.18 06:00 最終更新日:2022.04.18 19:38

佐々木朗希 元カノは3人、亡き父との投球練習、美人母は保険営業マン…地元取材で発見した山奥の “秘密特訓場”

写真・共同通信

 

 まさに、歴史的快挙だ。4月10日、千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希投手(20)が対オリックス戦にて、プロ初完投で完全試合を達成した。

 

「元巨人の槙原寛己氏以来28年ぶり、史上16人めの快挙です。13者連続奪三振の日本新記録も達成しました」(スポーツ紙記者)

 

 2020年にドラ1で入団し、1年めは一年間一軍に帯同しながら、体力作りに専念した佐々木。“令和の怪物” が3年めで本性を現わしたかたちだ。

 

 

「なんといってもキレのある剛速球が魅力。憧れの選手は田中将大投手で、MLBへの意欲も示しています。前人未到の170kmピッチャーとしてメジャーのマウンドに立つ日が来るかもしれません」(同前)

 

 佐々木の “開花” に地元・岩手も湧きに湧いている。

 

「『佐々木朗希選手を応援する会』を、朗希のお母様公認でつくったんです。8日から陸前高田市の市民限定で会員を募集したら、1週間で250人を超えました」

 

 と語るのは、会の事務局長で、岩手県・陸前高田市役所に勤める村上知幸氏だ。佐々木は陸前高田市で生まれ、小学3年生までこの地で少年野球に励んでいた。

 

「私はその監督なんです。同級生とじゃれ合ったり、ときには言い合いしたりと、活発で明るい印象でした。じつは3つ上のお兄さんも同じチームで、ピッチャーをやっていたんです。それに憧れてか、朗希もピッチャー志望でした。

 

 小学3年生のとき、初めて1イニングだけマウンドに立たせたら、三者凡退。ピッチャーで大成すると、そのとき確信しましたよ」(村上氏)

 

 佐々木は、9歳のときに東日本大震災で被災した。実父と祖父母を亡くしている。

 

「家では、お父さんが毎日のようにキャッチャーをやって、朗希とお兄ちゃんが投げ込んでいたそうです。震災後の大変な時期でも野球を続けたのは、お父さんとの思い出もあるんじゃないかな」(同前)

 

 被災した佐々木は、大船渡市へと引っ越した。

 

「朗希は本当に地元思いのいい子ですよ。高校に進学するとき、数々の強豪校からオファーは来ていましたが、『地元の仲間と甲子園に行きたい』という思いから、大船渡高校に進みました。

 

 今でも朗希が帰ってくると、皆で地元に集まり、ご飯を食べるんです」(佐々木の知人)

 

 大船渡では、野球以外の “青春” も満喫したようだ。

 

「朗希は中学生のころ、同級生の女の子とつき合ってましたね。高校でも彼女がいて、通算3人の女の子と交際してたかな。

 

 今は彼女がいないみたいですが、背が高くて面倒見のいい性格、そして野球も抜群にうまいので、モテていましたね」(別の知人)

 

 面倒見のよさは、野球部の後輩にも及ぶ。佐々木が高校時代に行きつけだったというそば店「そば処 櫻亭」の店主が語る。

 

「土曜日の練習終わり、ユニホーム姿で数人の後輩とよく来ていましたよ。お決まりのメニューは『冷やし肉そば』と『げその唐揚げ』。

 

 お会計の際は『いいよ。俺が払うから』と言って気前よく後輩全員に奢ってました。

 

 今回の快挙を受けて、期間限定で『朗希セット』として販売しているので食べに来てほしいですね」

 

 佐々木が高校野球に打ち込むなか、兄は都内の大学へと進学。現在は、大手広告代理店に勤務しているという。

 

「朗希くんの弟も野球を頑張っているというし、息子さんが全員優秀ですごいと噂になってます。

 

 でも、お母さんは教育ママというタイプでもないんです。スラッとした美人ですが、性格は気さくで天然ぽい感じ。

 

 子供の意志を尊重する放任主義だそうです。今も、保険の営業マンとして活躍されています」(地元住民)

 

 自主自立の精神は、野球にも受け継がれている。大船渡高校でコーチとして佐々木に野球を教えた新沼丞氏が語る。

 

「明確に自分の目標を決めているので、トレーニングの内容も自分で考えていました。1年めは、こちらがアドバイスをしても自分の考えがあれば、先にそちらをやってみる子でした。

 

 その練習が明らかに間違っていたり、怪我をしそうな場合は声をかけるぐらい。手のかからない子でした」

 

 新沼氏が、山奥に佇む佐々木の “秘密の特訓場” の存在を教えてくれた。

 

「10年ほど前、応援してくれる企業の協力で、倉庫に人工芝とネットを張り、練習できる環境を作りました。大船渡高の生徒は自由に使えるのですが、朗希はプロになってからも、オフシーズンはここにやってきて練習しています。

 

 昨年11月にも来ましたよ。『広告代理店の人とゴルフをするので、ゴルフを教えてください』と言われてね。ゴルフも才能がありそうでした(笑)。今季も怪我をせず、頑張ってほしいですね」

 

 今回の完全試合は、秘密の特訓の成果が出たということか。地元の熱い声援が、佐々木のさらなる活躍を生んでくれるに違いない。

 

( 週刊FLASH 2022年5月3日号 )

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