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相撲ファンから土俵下に熱視線…元稀勢の里が勝負審判に就任して「解説ロス」の声

スポーツ 投稿日:2022.05.09 21:30FLASH編集部

相撲ファンから土俵下に熱視線…元稀勢の里が勝負審判に就任して「解説ロス」の声

審判デビューを飾った二所ノ関親方(写真・朝日新聞)

 

 5月8日に初日を迎えた大相撲五月場所。土俵上では熱戦が続いているが、土俵の下にも相撲ファンの熱い視線を浴びる男がいる。元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方だ。

 

「二所ノ関親方は、三月場所の後に審判部に配属され、今場所が審判デビューです。審判部は土俵下に座り、観客の前に姿を見せ、テレビにもよく映るので花形部署と言われています。

 

 

 土俵下に来て『二所ノ関、元稀勢の里』とアナウンスされるだけで、場内には大きな拍手が起きます。いまだに人気は絶大ですね」(相撲ライター)

 

 勝負審判として土俵下で真剣な表情をみせる元横綱に、現役時代を思い出す人も多い。SNS上では

 

《超ひさしぶりに超緊張して目をパチパチさせている稀勢の里。審判部、大変なんだな》

 

《稀勢の里は緊張するとまばたきが多くなるのかな?審判緊張するよね》

 

 との書き込みが。それと同時に多いのが、解説が聞けなくなって残念がる声だ。

 

「審判部の親方は、テレビ中継の解説をしないと相撲協会のルールで決まっているのです。二所ノ関親方の解説は、技術的なことでもわかりやすく、言葉の端々から相撲や力士に対する愛や理解の深さが伝わってきて、非常に評価が高いですからね。

 

 現役時代は寡黙なイメージでしたが、引退後は『こんなによくしゃべる人だったのか』と驚いたものです。私も親方の解説を楽しみにしていた一人なので、残念ではありますね」(相撲ライター)

 

 NHKで解説を務める北の富士さんも、「往年の人気力士が座っているのはいいですよ。華やかになって」と言いつつ、「解説が聞けなくなったのはさみしいね」(5月8日放送より)と “稀勢解説ロス” なのだ。

 

 しかし、これは避けて通れない道なのだという。

 

「審判部は花形と言いますが、かなり過酷な業務です。15日間の勝負審判だけでなく、割を組んだり(取組を決める)、番付編成も審判部の仕事です。

 

 重責を担うぶん、出世コースでもあるわけで、将来の理事長候補ともいわれる二所ノ関親方にとっては避けて通れないのです」(前出・相撲ライター)

 

 4月に結婚を発表した二所ノ関親方。五月場所後には「キセランド」とも呼ばれる新しい二所ノ関部屋が茨城県阿見町に完成する予定で、公私ともに絶好調のようだ。

 

( SmartFLASH )

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