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ロッテ・佐々木朗希の“女房役”松川虎生、目上の人の懐に入り込む「スーパー子分力」の持ち主だった!

スポーツ 投稿日:2022.05.13 06:00FLASH編集部

ロッテ・佐々木朗希の“女房役”松川虎生、目上の人の懐に入り込む「スーパー子分力」の持ち主だった!

自分を主張するタイプの佐々木には聞き役に徹し、17回完全投球の日本記録誕生を支えた(写真・朝日新聞)

 

 高卒1年めの選手がプロの一軍の試合に出られるだけでもすごいことだが、ロッテ松川虎生(18)は、捕手という守りの要のポジションで開幕スタメンを勝ち取った。

 

 これは、1955年の谷本稔(大映)、2006年の炭谷銀仁朗(西武)に次ぐ史上3人めの快挙だった。

 

 松川は現在、178cm、98kgと堂々たる体躯だが、幼少のころからとにかくよく食べていたという。

 

 大阪府阪南市のワンワン認定こども園の西山華奈子先生が語る。

 

 

「給食は2人分(笑)。体も大きく運動が得意で、コウくんは先生をおんぶできるくらいの体力があった。

 

 当時からプロ野球選手になりたくて、卒園時は、阪神の選手になるという手紙を書いてくれたんです」

 

 そんなコウ少年が野球を始めたのは年長時。2歳上の兄に連れられてワンワンスポーツクラブを訪れた。

 

「最初からうまくて、何も教えていないんです(笑)。捕手は小3から始めましたが、とにかくうまいからポジションはどこでもできる。

 

 5年生に上がるとき『プロになりたいから、硬式チームでやりたい』と言うので、『プロ野球選手になって帰っておいで』と送り出しました」(当時を知るチーム関係者)

 

 活動の場を泉佐野リトルに移し、さらに技術を磨いた。

 

「5年生で、もう6年生チームのレギュラー。最初は三塁手で、たまに捕手をやる感じでした。

 

 グラウンドは両翼70メートル、フェンスの高さも15メートルあるんですが、それを打球が超えていくので、竹バットで打たせていたほど。

 

 入団当初で160cm、80kgくらいあり、よく走らせたんですが、全然痩せなかったですね(笑)」(同クラブの佐藤克士会長)

 

 中学時代に所属した貝塚ヤングの川端末吉監督は、忘れられない思い出があるという。

 

「小学生時代から注目していて、僕が誘いました。本人の希望で捕手になったんですが、市立和歌山でもバッテリーを組んだ小園健太(DeNA)よりボールは速かった。

 

 小園と意思疎通を図るのもうまく、安心してまかせられました。

 

 そうそう、あの子は『監督、家に遊びに行っていいですか』と電車に一人で乗ってくるんです。いろんな子を見てきましたが、彼だけですね。あんなことを言うのは」

 

 中学時代の指導者を驚かせる行動力に加え、懐に入るうまさも持ち合わせていた。じつは、この“特技“が、プロでも生きることになった。ロッテ担当記者が解説する。

 

「キャッチングのうまさと巧みな配球に日に日に評価が高まっていますが、いちばん優れているのは投手とのコミュニケーション能力なんです。

 

 彼ははっきりモノを言うタイプで、これは高校時代から変わりませんが、聞く耳も持っている。だから可愛がられる。

 

 開幕前に石川歩が言っていましたが、投手との会話でも意見を言うし、質問もする。でも自分の考えが間違いとわかれば、すぐに訂正する。

 

 みんな安心して投げられるので、『まるでベテランのようだ』と感心しています」

 

 開幕前にしてエースの懐に飛び込んだ松川。その資質は高校時代に培われた。

 

「松川と小園は親友同士で、高3最後の夏を終えたあと、2人で旅行に出かけ、じっくりバッテリー間の話をしたといいます。

 

 捕手としていちばん大切なのは、投手に気持ちよく投げさせること。そのため、投手の調子が悪ければ自分が主役となってリードするが、調子がよければ黒子に徹する。

 

 完全試合を達成した佐々木朗希は、自分の意見を言うタイプ。そんな相手には、聞き役にまわって相手を立てることができる。

 

 また、判定で佐々木と白井一行球審が一触即発の雰囲気になったとき、松川は主審の前に立ちふさがって事態を収めました。まるで、親分を退場で失うより、子分の自分が犠牲になるというような覚悟が見えました」(同前)

 

 生前、野村克也氏は、捕手が成長する条件を「一にも二にも実戦、試合の経験をいかに多くするか。しかも日本シリーズやタイトルの懸かった試合。なぜなら一球の大切さ、怖さを知るから」と本誌に語っていた。

 

 懐に入り信頼を得る子分力でエースの完全試合を支えた松川。新人王争いに名乗りを上げるか。

 

( 週刊FLASH 2022年5月24日号 )

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