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日本総領事がメジャーリーグの試合で“始球式”できず! 「シャーザーが無視」「集中力を高めていた」渦巻く賛否の声

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.15 14:10 最終更新日:2022.05.15 14:10

日本総領事がメジャーリーグの試合で“始球式”できず! 「シャーザーが無視」「集中力を高めていた」渦巻く賛否の声

メッツの右腕・シャーザー。現地では球団の責任を問う報道が多い(写真・AP/アフロ)

 

《たかが野球と侮ってはいけない。公人を自分で呼んでおいて恥をかかせるとか国際問題に発展してもおかしくないよ》

 

《これは外交問題に発展してもおかしくない事案。投手はともかく、主催者側が把握していなかった筈はなく、完全に日本が舐められている証拠》

 

 米メジャーリーグで、外交問題に発展しかねない一幕があった。

 

 5月13日(現地時間)におこなわれたニューヨーク・メッツとシアトル・マリナーズの一戦でのことだ。この試合は、日本に野球が伝えられてから150年という節目を祝し、「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」と銘打たれたもの。メッツOBの日本ハム・新庄剛志監督や、ヤンキースOBの松井秀喜氏もビデオメッセージを寄せていた。

 

 

 試合前には、ニューヨークに拠点を構える日本総領事館の森美樹夫総領事の始球式も予定されていた。 ところが、森氏がマウンド付近に向かっても、メッツの先発右腕・シャーザーは黙々と投球練習を続行。マウンドに上がらず待っていた森氏は、関係者にグラウンドから出るよう促されてしまった。結局、始球式はおこなわれなかったのだ。

 

 この映像が流れると、ネット上では、賛否が渦巻いた。

 

《シャーザーが気づいてない訳ないですね。映像見ましたが完全に無視してましたね。アメリカ大統領なら無視する訳なく相手見て失礼も構わないタイプなのでしょう》

 

《マックス・シャーザー投手は「登板日は集中力を極限まで高めており、試合中にチームメイトや監督から労いのタッチなどで体を触られることを嫌っている。」と言われています》

 

《シャーザー本人はもちろんその場でシャーザーを退けさせられない球団、監督、審判団にも問題がある。謝罪だけではなく責任の所在を明らかにして然るべき処分も下すべきだね》

 

《これは完全に運営側のメッツのミスだと思います。MLB含めてプロで始球式をやる段階なら投手が投球練習を始めてるはすがないからです》

 

 たしかに映像を見ると、シャーザーは森氏のほうに視線を向けながらも、意に介さない様子で投球練習を続けている。なんとも言えない表情で、手持ち無沙汰にたたずむ森氏の姿が痛々しい。

 

 メッツからは「始球式のタイミングと実施の過程に、混乱を生じさせる内部事情がありました。行き違いをおわびします。後日に始球式の舞台を用意できるよう調整している」と謝罪があったというが、ネット上には《もう結構です二度と行きませんとお断りしましょう》との意見も。

 

 在ニューヨーク日本総領事館側は、「メッツ側に対し、さらなる説明及び、しかるべき相応の対応を引き続き求めて参ります」とのこと。

 

 スポーツを発端にしたこの事件が、日米の外交問題などに発展してほしくないものだが――。

 

( SmartFLASH )

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