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佐々木朗希、井口監督、レアード…審判とのトラブル続きのロッテに「振り返ればビッグボス」最下位転落の危機!
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.16 15:37 最終更新日:2022.05.16 15:44
「暴言により退場処分といたします」
5月15日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対ロッテ戦。2回、ロッテの先頭打者レアードは、オリックスの左腕・宮城大弥のインコース低めの球を見逃し、3球三振に倒れた。このストライク判定に対し不服そうなレアードが、球審に何か言葉を発したことで、退場を宣告されたのだ。
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この球審が、4月24日のオリックス戦で佐々木朗希投手に詰め寄り話題となった白井一行審判だったこともあり、球場は騒然となった。
試合はこの後、打ち合いとなり、最後は8対5でオリックスが勝利。ロッテにとっては、12日、13日と本塁打を打ち調子を上げてきた主砲を、最初の打席で失ったツケが大きかったといえよう。
じつはこのトラブルには、伏線があった。
前日の14日、ロッテの井口資仁(ただひと)監督が、退場処分を受けていたのだ。0対1で迎えた9回表、ロッテの攻撃。2死ながらランナー1・2塁とし、同点のチャンス。打席のエチェバリアがフルカウントまで粘ったところで、オリックス平野佳寿(よしひさ)が投じたボールはかなり低め――と思いきや、球審の手が上がりストライクの判定で、ゲームセットとなった。
これに激高したのが、井口監督。コーチの制止を振り切って審判に抗議したところ、
「ロッテの井口監督を、侮辱的な発言で退場といたします」(責任審判の場内アナウンス)
となってしまったのだ。
同一チームで2試合連続の退場者が出るのは、パ・リーグでは27年ぶりというから、まさに異例の事態だ。
ストライクかボールかの判定は、つねに論議を生むところだが、あくまでも抗議は認められていない。日本でもメジャーリーグでもビデオ判定はできないルールだ。参考までにSNS上では、14日の平野の投球は「ボール」、15日の宮城の投球は「ストライク」だとする意見がそれぞれ圧倒的多数を占めている。
4月24日の佐々木朗希投手の一件から、審判とのトラブルが続いているロッテ。チーム成績は、4月24日の時点で10勝12敗だったのが、それ以降では5勝11敗1分けと大失速している状況だ。
《審判側もロッテ側ももうピリピリしてる感じだからロッテから意見書的なものを審判側に出して第三者に収めてもらうしかないのかなという気がする》
《ロッテの選手が審判と会話するのを見るだけで退場させられるんじゃないかってヒヤヒヤする》
など、SNS上でもロッテと審判の関係を不安視する声が多数。中には
《オリックス×ロッテ戦、審判絡みで何か起きがちなので朗希を当てるのをやめてください。》
と、佐々木朗希の登板に影響が出ることを心配する人も。
5月15日終了時点で15勝23敗のロッテはパ・リーグの5位。これまでぶっちぎりの最下位に低迷していた日本ハムが、ここにきて調子を上げてきて、15勝25敗。ロッテとのゲーム差はわずか「1」にまで縮まった。
「振り返ればビッグボス」――この状況を打開するには、審判団との関係改善が望まれるところだ。
( SmartFLASH )