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フィギュアの年間経費300万円「第2の浅田真央」の道は遠いスポーツ 2017.04.14

『浅田舞と真央』

『浅田舞と真央』

 

「気持ちも体も、自分の気力も全部出し切ったので、何も悔いはないです」
 4月12日、フィギュアスケートの浅田真央(26)が引退会見をした。引退後の具体的な活動は未定だが、とりあえずは夏に開催されるアイスショーでいい演技をしたいという。

 

 それにしても、これだけ華がある選手が引退すると、気になるのは「第2の浅田真央」だ。一流のフィギュアスケート選手を育てるのは、いったいいくらくらいかかるのか。

 

 フィギュアは5歳ごろから氷に馴染むのが理想的。月謝が1万円程度のスケート教室で興味を覚えてから、競技生活に移る。競技をおこなうには、コーチが所属する地域のクラブに入る必要がある。某クラブはコースによって月謝が6万~7万円。別途、個人レッスン代がかかる。本誌が取材したコーチは「30分3500円」で教えていた。

 

 国際ルールで五輪に出場可能な年齢は「大会前年の6月30日までに15歳に達していること」とある。中学3年生の年齢にあたるが、今この層の女子のレベルが高いのだという。

 

 今後、平昌五輪に注目が集まるが、気になるのは年間300万円にもなる費用。衣装を親が手作りするなど、節約するケースもあるというが、ほかの習い事より明らかに高い。では、五輪に出場すれば回収できるのだろうか。

 

「とんでもない。真央ちゃんや羽生くんのように、何社もスポンサーがつくケースはごく稀です。誰もが知る男性選手は、年間の収支が『600万円稼いで持ち出しが500万円』だったそうです。連盟の強化選手に選ばれると海外渡航費などは支給されますが、同行するコーチの日当や交通費は選手側の負担。ある選手の親御さんは『先生が飛行機に乗っている時間もお金を払っている』と嘆いていました」(フィギュアに詳しいスポーツジャーナリスト。以下同)

 

 国際スケート連盟主催の大会は1995年から賞金制となったが、世界選手権で優勝したとしても500万円程度にしかならない。各地を転戦していたら、あっという間に底をつくだろう。

 

 貴重な収入はアイスショーのギャラだ。浅田真央の1公演あたり200万円(推定)を筆頭に、五輪出場選手なら数十万円。だがこれもスケジュールの都合上、出演回数は限られる。

 

 ちなみに全日本大会に出場歴がある程度の選手は「その他大勢」として扱われ、収入は年間100万円にも満たないという。

 

「だからスポンサーが大切なんです。名前が知られた世界選手権クラスの選手ですら、自ら会社訪問をおこなったり、企業に手紙を書いたりする姿を見かけます」(同)

 

 テニスやゴルフ以上に、勝ち組に転じるのが難しい世界かもしれない。

 

【フィギュア選手は1年でこんなにお金がかかる】

 

 個人レッスン 120万円
 クラブ所属料 80万円
 スケート靴 10万円(2足)
 ブレード 10万円(1枚)
 衣装 10万円(2着)
 試合の音楽 10万円
 旅費 30万円(3回)
 コーチの旅費・日当30万円(3回)

 

  合計300万円

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