スポーツスポーツ

欧州サッカー「アジア人最強イレブン」7人が日本人の快挙! 韓国は3人でも「気にしない」理由

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.07 19:47 最終更新日:2022.06.07 19:52

欧州サッカー「アジア人最強イレブン」7人が日本人の快挙! 韓国は3人でも「気にしない」理由

6月6日におこなわれたブラジルとの代表親善試合。吉田麻也(後列右端)と遠藤航(吉田の左隣)はスターティングメンバーで出場、鎌田大地も途中出場した(写真・共同通信)

 

 サッカー欧州5大リーグで活躍するアジア人選手で、ベスト11を組んだら?――そんな企画を発表したのは、データサイト「SofaScore」。

 

 6月4日に発表されたもので、対象となったのは、2021・2022年シーズンに欧州5大リーグ(ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、イングランド)で活躍した選手。選手の出身国で5地域に分け、それぞれのベストイレブンが選出される。日本は、アジアサッカー連盟(AFC)所属の国の選手が比較対象となっている。

 

 

 では、その顔ぶれを見てみよう。

 

GK マシュー・ライアン(オーストラリア)

DF 伊藤洋輝(日本)、長谷部誠(日本)、吉田麻也(日本)、冨安健洋(日本)

MF 鎌田大地(日本)、遠藤航(日本)、イ・ジェソン(韓国

FW ソン・フンミン(韓国)、チョン・ウヨン(韓国)、久保建英(日本)

 

 なんと、11人のうち日本人選手が7人も選出されたのだ。

 

「鎌田と長谷部は、UEFAヨーロッパリーグ(EL)に優勝した、ドイツ1部・フランクフルトでの貢献度が大きい。2010年シーズンからすでに10年以上、欧州で活躍を続ける吉田も順当でしょう。

 

 ドイツ1部・シュトゥットガルトの伊藤は2021年が最初のシーズンでしたが、活躍が認められ完全移籍が決まり、2025年までの契約を結んでいます」(サッカージャーナリスト)

 

 日本人7人に対し、韓国人選手は3人。その理由は?

 

「もともと、欧州で活躍する韓国人選手は日本と比べて多くないんです。日本では、Jリーグで活躍すれば欧州へという流れができあがっていますが、韓国はそうではない。

 

 大きな壁となっているのが徴兵制です。28歳までに入隊し、約2年の軍隊生活を送る必要があります。スポーツ選手にとって大事な時期に、これがあるのは大きいのです。

 

 今回、選ばれた韓国人選手は3人ですが、韓国の人は特に気にしていないはずですよ。なにせ、ソン・フンミンがいますからね。プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーで今季23ゴールを記録し、アジア人初のプレミアリーグ得点王に輝いたのですから。

 

 世界最高峰のリーグの得点王ですからね。むしろ『ベスト11がどうした。俺達にはプレミアの得点王がいるぞ』という感じじゃないですか」(同前)

 

 ベスト11のFW3人のうち2人が韓国人、というのも何か象徴的だ。6月6日のブラジル戦でも、日本代表は0対1で敗れている。日本が今いちばん欲しいのは、決定力だ。

 

( SmartFLASH )

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

スポーツ一覧をもっと見る