「クラブに名前をつけているんです。ウッドの3番はサブロウさん、5番はテル、7番はナナコ。ユーティリティ(ウッドとアイアンの中間的クラブ)の23度はアニキ、26度は師匠。26度は日本女子オープンでピンに絡んで活躍してくれたんで、師匠にしました」
屈託のない笑顔でこう話すのは、10月2日〜5日に開催されたゴルフの日本女子オープンで、日本人アマチュアとして最高位となる3位に入った永井花奈(17)。会見では「私は一人っ子で、確実に親は先に死にます。ひとりで死にたくないので結婚して30歳ぐらいまでしっかり稼いで、ゴルフはやめます」と話し、報道陣を爆笑させた。
彼女は「お父さんが週末はいつもゴルフに行っていて、どんだけ楽しいスポーツなのかなって……」と小学校入学後、父親の利明さん(47)の教えでゴルフを始めた。
「とにかく負けず嫌い。子供用の麻雀をしていても、母親があがると『なんで先にあがったの!』と怒って、テーブルをひっくり返したぐらい(笑)。でも、これをやれと教えると、飽きずにコツコツやる面を持っています。背中の筋肉も柔らかいし、感覚はいいなと思いました。このころから“将来はプロゴルファーになる!”と言っていたんですが、少しでもそんな気持ちが強くなればと、プロツアーの観戦に連れていったんです。でもまったくプレーを見ないで、しゃがんで草むしりをしてました(笑)」(父・利明さん)
だが、これには理由が……。本人は次のように語る。
「ゴルフは個人競技で個性があるので、ほかの人のスイングは、あまり気にしません。だから、ゴルフのテレビ中継を横になって観ていると眠くなっちゃうんです。プロツアーで緊張しないですか?最初はしましたが、人前で試合をするのは好きなので、ギャラリーの方がたくさんいるのは楽しいです。ただ、いまだに緊張するのは、ゴルフ場の門を車で入るとき。着いた!と思うとドキドキするんです」(花奈)
とびきりキュートな笑顔で、そう話す彼女。今後も目が離せない!
(週刊FLASH 2014年10月28日号)