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18号特大アーチも “空砲”、大谷翔平トレードは不可避か…エンゼルスを悩ませる「史上最悪の契約」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.02 15:44 最終更新日:2022.07.02 15:56
7月2日(日本時間)、アストロズ戦で18号本塁打を放ったエンゼルスの大谷翔平。ライトスタンドの2階席に飛び込む特大の先制弾だったが、その直後にエ軍先発投手が大炎上。終わってみればエンゼルスの得点はこの1点のみ。わずか2安打、8−1でアストロズに大敗した。
6月の大谷は6本塁打、打率2割9分8厘。投げては4勝をあげ、防御率は1.52。月間MVPに選出されてもおかしくないほどの大活躍をみせており、7月に入っても好調を維持できているとみてもよさそうだ。
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だが、大谷が活躍すればするほど大きくなってくるのが、トレードの噂だ。
「現地6月30日付で、歴史ある米メディア『スポーティング・ニュース』に『エンゼルスはトラウトか大谷をトレードすべきかもしれない』と題する記事が掲載されました。単なる噂ではなく、客観的な分析による記事で、説得力があります」(スポーツライター)
この記事の前半部分はマイク・トラウトについて書かれており、2030年まで契約が残っているトラウトのトレードの可能性は低いとした上で、「では、大谷翔平はどうか」と続く。
「エンゼルスにとって大きな問題となっているのが、アンソニー・レンドンです。2019年オフにエンゼルスと7年総額2億4500万ドル(当時レートで約266億円)という巨額の契約を結びましたが、ケガが多くほとんど戦力となっていない。2021年は出場がわずか58試合で6本塁打、34打点。2022年は45試合で5本塁打、24打点。しかも右手首の手術を受け、今季絶望となっています。
2023年から2026年までの4年間、エンゼルスはトラウトとレンドンの2選手だけで、毎年7250万ドル(約98億円)を払い続ける必要がある。2023年オフにFAとなる大谷が、もし1年あたり3500万ドル(約47億円)で契約すれば、3選手で1億750万ドル(145億円)になる。
記事では、もし2人の選手を残し、それがトラウトとレンドンの場合、大谷をフリーエージェントで放出するわけにはいかず、その可能性はゼロだと書いています。つまり2023年オフの前にトレードに出すということです。
また、トラウトと大谷の両方をトレードする可能性もゼロではないとしていますが、いずれにしても問題はレンドンとの契約で、レンドンが復帰できなければ『史上最悪の契約として語り継がれる』と書いています」(同)
大谷の18号本塁打の動画をアップしたエンゼルスの公式Twitterにも、ファンたちの辛辣なコメントが並んでいる。
《残酷だ。大谷はチームを離れる日を指折り数えているに違いない。エンゼルスは彼の才能を無駄にしている》
《彼をトレードしてくれ。ゴミみたいなチームでスターを無駄にしている》
今季、ナショナル・リーグでも指名打者制度が導入されたことで、トレード先となるチームが増えたという背景もある。その日はいつか——。
( SmartFLASH )