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大谷翔平、メジャートップ9個めの敬遠 昨季同様の「勝負されない」状況に「早起き観戦」ファンは落胆
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.28 15:38 最終更新日:2022.07.28 15:40
7月28日(日本時間)のロイヤルズ戦に「1番・DH」で先発出場したエンゼルスの大谷翔平。3打数1安打1打点の活躍で、チームは1カ月ぶりの連勝を飾った。
敵地でも大歓声を受ける大谷だが、ブーイングが起きたのは、5回の打席に立ったとき。エンゼルスが2点を先制し、なお1死3塁というチャンスの場面で大谷に打席がまわったところで、ロイヤルズベンチは「申告敬遠」の指示。これに対し、スタンドから「大谷に打たせろ」とブーイングが起きたのだ。
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これで、大谷は前日から2戦連続の敬遠で、今季は9個め。これはメジャー最多で、次に多いのは、アロンゾ(メッツ)、アルバレス(アストロズ)、ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)の7個となっている。
2021年は、大谷の敬遠は20個。ナショナルズのソトが最多で23個。次いで大谷、3番めがブレーブスのフリーマンの15個だった。
昨季から続く、大谷との勝負を避ける場面の多さに、ファンもいら立ちを隠せない。
《こっちは夜中の3時に早起きして見てるんやぞ 申告敬遠見るためじゃない ホームランが見たいんじゃ》
《敬遠なんてクソルール止めちまえ 才能ある選手と勝負しないなんてスポーツ他にあんのか》
《大谷さんはまた申告敬遠か…。トラウト深刻そうだし後半また去年みたいに勝負されずに終わって行きそうでなんとも切ない》
と、SNSでも不満の声が多数みられる。
「今シーズンのエンゼルスは、主軸打者のレンドーンが早々に離脱。トラウトも故障で7月12日以来、出場しておらず、今季の復帰も微妙とみられています。そうなると、大谷以外に怖い打者がおらず、無理な勝負を避ける場面が増えてくるのは仕方がありません。昨年と同じような状況です。
今後は敬遠だけでなく、“実質的な敬遠”も増えてくるでしょう。とくにプレーオフ進出がかかるチームとの対戦では、その傾向が強くなるはずです」(スポーツライター)
今季メジャートップの38本塁打を放っているヤンキースのジャッジでさえ、敬遠は6個。これは、後ろにスタントンやリゾなど強力な打者が控えているからだ。トラウトの戦線離脱はなんとも痛い。
敬遠された大谷は1塁に向かう際、相手ベンチに向かって肩をすくめ両手を広げて「Why?」のジェスチャー。表情は笑顔だったが、ともにプレーオフ進出が絶望的なチームの対戦で、「これはないんじゃないの?」というアピールだったはずだ。
29日には本拠地のレンジャーズ戦で先発登板する予定の大谷。2021年は「1958年以来、初めて敬遠された先発投手」として話題になったが、そんな場面は見たくないものだ。
( SmartFLASH )