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「5戦勝ちナシ」でも4位のJ鹿島がヴァイラー監督を5カ月で解任「急な失速の最大の要因」ファンからフロントへ責任論が噴出

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.07 20:30 最終更新日:2022.08.07 20:30

「5戦勝ちナシ」でも4位のJ鹿島がヴァイラー監督を5カ月で解任「急な失速の最大の要因」ファンからフロントへ責任論が噴出

解任が決まった鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督(写真・アフロスポーツ)

 

 8月7日、鹿島アントラーズは、レネ・ヴァイラー監督と双方合意のもと、契約を解除することとなったと発表した。

 

 スイス人のヴァイラー監督は、今季から鹿島の監督に就任。しかし現在、リーグ戦は直近5試合、勝ちなしと低迷中。8月6日の広島戦も0対2と敗れ、今季初の連敗を喫した。2位から、ACL圏外となる暫定4位に転落していた。

 

 

「後任は、岩政大樹コーチが最有力候補です。チームは直近5戦で3分け2敗と低迷。ここ4試合で1得点と、得点力に苦しんでしました。

 

 これまで『ブラジル路線』を敷いていた鹿島にとっては、ヴァイラー監督は初の欧州出身の監督として、期待されていました。縦に速いサッカーを志向し、一時は首位に浮上するなど、結果は残していました。

 

 ただやはり、J得点ランクトップの10得点を挙げていたFWの上田綺世(あやせ)が今夏、ベルギー1部のサークル・ブリュージュに移籍したのが大きかったですね。得点源を失ったうえ、消耗するサッカーで、夏場に入ってからはカウンターによる失点を重ね、苦戦が続きました。

 

 とはいえ、リーグ戦終盤、4位という位置にありながらの監督解任という事態に、ファンの間では衝撃が走っています」(スポーツ紙記者)

 

 実際、ネット上では、監督よりもフロントの責任を問うクラブファンからの声が多く上がっている。

 

《今季、急な失速の最大の要因はフロントにあると思う。上田が海外に行くのはある程度予測が出来ていた事。それに対して事前に策を打たなかった。挙句に染野を放出し前線が一気にコマ不足になったのはフロントの危機意識の欠如であると思う。レネ更迭なら、フロント(特に強化部)も痛みを負う必要はある》

 

《バイラー監督に全ての責任を負わせるのは、酷のような気がする。上田の移籍により、FWの数が足りなくなるのは、想定内だったはず。そこで、補強に積極的に動かなかったのは、クラブの強化担当にも責任がある。監督解任の経緯を含めて、丁寧な説明がクラブ側に求められる》

 

《クラブオーナーがメルカリに変わって、チーム方針に一貫性がなくなったような気がします》

 

《フロントと監督の話し合いで、戦術や方向性がいつまでたっても平行線であったり、監督もチームを去ることを希望したのならしょうがない。しかし、十分な補強もできないフロントも同罪ではないだろうか》

 

 リーグ戦も残り10戦。監督解任の成果が出なければ、さらなるフロント批判の声が高まりかねない。

 

( SmartFLASH )

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