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内海哲也「135勝で引退」で注目「次の200勝投手は?」投打の「名球会入り」条件格差に見直し求める意見も

スポーツ 投稿日:2022.08.16 17:41FLASH編集部

内海哲也「135勝で引退」で注目「次の200勝投手は?」投打の「名球会入り」条件格差に見直し求める意見も

5月7日には通算2000投球回を達成した内海哲也(写真・共同通信)

 

 8月16日、内海哲也投手が2022年シーズンで現役引退することを、所属する西武ライオンズが発表した。内海は巨人で2004年からプレーし、2011年に18勝、2012年には15勝をあげ、最多勝のタイトルを獲得。2019年からは西武に移籍していた。

 

 プロ生活19年で通算135勝をあげた鉄腕左腕。だが、2度の最多勝、2ケタ勝利が7度もありながら、135勝というのは、ややもの足りない気もする。

 

 

 SNSでは

 

《あの内海でも通算135勝なのか そう考えると150勝でも十分表彰クラスのすごい記録だし、200勝なんて本当に限られた人しか達成できない大記録なんだな》

 

《内海ですら135勝103敗。やっぱ200勝は難易度高いわね》

 

といった声が上がる。

 

「日本プロ野球の200勝投手はわずか24人。2008年に中日の山本昌が達成して以来、14年も出ていません。平成以降でも、村田兆司(ロッテ)、北別府学(広島)、工藤公康(巨人)を含めて4人だけです。日米通算では野茂英雄黒田博樹が達成しています」(スポーツライター)

 

 200勝投手が少なくなった理由はあるのだろうか。

 

「まずは、投手の分業制が確立されたこと。かつては、先発投手が救援で勝利を挙げることがたびたびありました。次に、ローテーションの確立。昭和の時代では、先発投手が中1日や2日で登板することもありましたが、今は中6日が基本。登板数が少なくなりました。そして、トップ選手のメジャー挑戦が増えたことも大きいでしょう」(同前)

 

 では、次に200勝を達成しそうなのは誰か。

 

 日本に限れば、ヤクルトの石川雅規が182勝で現役トップ。2022年も5勝をあげ、まだまだ元気だが、42歳という年齢を考えれば、200勝達成はどうか。石川以下は大きく離れており、涌井紀章(楽天)の153勝、岸孝之(楽天)の148勝と続く。涌井は36歳、岸は37歳だ。

 

 日米通算では、田中将大(楽天)の187勝(日109勝+米78勝)がトップ。現在33歳で、残り13勝はクリアできそうだ。次いでダルビッシュ有(パドレス)の182勝(日93勝+米89勝)。現在35歳。今季も10勝を挙げており、こちらも200勝に到達する可能性は高いだろう。

 

 参考までに、2000本安打は日本で54人が記録(日米通算を除く)。2000年以降だけで27人が達成しており、「名球会入り」の条件は、投打でかなりの格差があることがわかる。

 

 SNSでも

 

《内海ってもう名球会入りは間違いないと思われるくらい安定して勝ってた印象あるのに、通算135勝止まりというのは意外だった。現実的に通算200勝なんてもう無理な時代だから、名球会入りの条件とか早急に見直す時期に来てると思う》

 

という意見があるが、それも当然だろう。

 

( SmartFLASH )

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