スポーツ
清宮超え8球団1位指名へ!侍U18浅野翔吾の“ムッキムキ“小学生時代「胸筋すごくてランドセルの肩紐切れた」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.09 06:00 最終更新日:2022.09.10 13:59
10打数7安打、3本塁打、6打点。夏の甲子園で圧倒的な成績を残した高松商(香川)の浅野翔吾は、U18でも一番打者で出場している。スポーツ紙記者はこう絶賛する。
「浅野は世代ナンバーワンのスラッガーです。身長は170cmと小柄ですが、体重は86キロあり、肩の筋肉で首が埋もれるほど。“昭和”なルックスも含めて、とても高校生とは思えません」
浅野が本格的に野球を始めたのは、小学校3年生の春。「屋島野球スポーツ少年団(現・屋島シーホークス)」に入団したのがきっかけだ。当時の指導者が語る。
【関連記事:清宮幸太郎、OPS “リーグ3位” で日本ハムファンがほくそ笑む “中田翔超え” の予感】
「翔吾くんは、体験入団のときから別格でした。体の横を抜けるようなゴロを正面にまわり込んで捕り、ティーバッティングでは強い打球を遠くまで飛ばしていました。4年生で捕手と四番をまかせ、二塁への送球の速さは、野手が捕れないほどでした」
チームの監督として、小学校6年生当時の浅野を指導した、父親の幹司さん(53)が振り返る。
「5、6年生のとき、100メートル走では香川県で一番でした。少年団に入ったころから、走力を伸ばすために、ふだんからつま先で歩くよう指導したんです。今では癖になっているようで、靴も先のほうからすり減るんです」
小6時点で、浅野の体はすでに“ムッキムキ”だった。
「入団当初はほかの子と変わらない体格でしたが、160センチくらいまで身長が伸び、整列すると翔吾くんの頭がひとつ抜けていました。小学校で、体格はほとんど完成していたと思います」(前出・指導者)
浅野と小学校の同級生だった少年が語る。
「胸筋がすごかった浅野くんには、ランドセルは小さすぎたのか、無理して背負おうとしたときに、肩紐が切れてしまったんです。6年生になって、新しいランドセルを買い直していました(笑)」
中学生になると、浅野の打球は80メートル先のフェンスを軽々と越すようになる。
「駐車している車に打球がぶつかるので、中学の先生からは『左で打て!』と、本来の右打席に立つことを禁じられていました(笑)」(前出・指導者)
高松商で、左打席でレフト方向に放った本塁打を見たイチローをして「化け物ですね」と言わしめた両打ちの原点だ。
長打力と走力を兼ね備え、ドラフトでは1位指名が確実視される“讃岐の怪童”浅野。前出の記者が語る。
「あるスカウトは『清宮の7球団指名を抜く可能性があることを覚悟しなければならない』と嘆いていました。それだけの逸材です」
高校生では史上最多となる、8球団1位指名がみえてきた。