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エンゼルス・トラウト、7戦連発でMLB記録まであと「1」も…現地は冷めた反応「意味がない本塁打」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.13 17:12 最終更新日:2022.09.13 17:13
9月13日(日本時間)のガーディアンズ戦で、7試合連続となる本塁打を放ったエンゼルスのマイク・トラウト外野手。8試合連続本塁打のMLB記録に、あと「1」と迫った。
2点ビハインドの5回表、2死3塁の場面。相手の左腕が投じた低めのストレートをトラウトが振りぬくと、打球はセンターへ一直線。34本の大谷翔平を超えて、ア・リーグ単独2位の35本塁打とした。
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ちなみに日本記録は7試合連続で、1972年の王貞治(巨人)と、1986年のランディ・バース(阪神)が達成している。
MLBでは、1956年のデール・ロング(パイレーツ)、1987年のドン・マッティングリー(ヤンキース)、1993年のケン・グリフィーJr.(マリナーズ)の3選手が8試合連続本塁打を達成。トラウトは、14日と15日のガーディアンズ戦で新記録に挑むことになる。
MLB公式Twitterは《7 STRAIGHT!!! Mike Trout is unbelievable!(7試合連続! 信じられない!)》と伝え、多くのファンがトラウトの偉業に興奮しているが、なかには冷ややかな反応も。
《何年間プレーオフに出ていないんだっけ?》
《意味のないホームランだ。もっと重要な1本を打ったら伝えてくれ。4月と5月は三振ばかり、夏場はケガ。チームが優勝争いから脱落したあとで、ホームランを打ち出した。その繰り返しだろ》
《彼は史上最高の選手のひとりだが、私たちは彼のキャリアが無駄になるのを見ている。彼のような選手は毎年遅くまでプレーしている(=プレーオフ出場)必要がある》
《この7試合で何勝した?》
「トラウトは背中のケガで1カ月ほど戦列を離れ、8月19日に復帰しました。復帰後は打率.313、11本塁打と絶好調です。
ただ、5月から7月にかけて長く不調が続き、この間にエンゼルスはずるずると連敗、プレーオフ進出が絶望的になってしまったのも事実です。その後に本塁打を打ちまくっても……という冷めた反応があるのも仕方ないでしょう。
2014年を最後にプレーオフ進出がないチームに、トラウトと大谷という殿堂入りクラスの選手がいるという皮肉に、やりきれない思いを抱く野球ファンは多いのです」(スポーツライター)
13日の試合は、トラウトの同点弾もむなしく、エンゼルスは敗戦。トラウトが本塁打を打ち続けている7試合(12日アストロズ戦は欠場)、エンゼルスの成績は3勝4敗となっている。
新記録達成の試合ぐらいは、白星で祝福したいものだが。
( SmartFLASH )