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「右中間って何ですか?」阪神・糸井が引退! 野球のルールを超越した“宇宙人”エピソード集

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.13 18:46 最終更新日:2022.09.13 18:51

「右中間って何ですか?」阪神・糸井が引退! 野球のルールを超越した“宇宙人”エピソード集

引退会見後、佐藤輝明(左)から花束を受け取った糸井 写真・時事通信

 

「もう超人ではないのかなと感じました」

 

 9月13日、引退会見をおこなった阪神の糸井嘉男外野手。驚異的な身体能力を誇った“超人”も、ユニホームを脱ぐときが来た。

 

「やりきりました。41歳まで野球ができて、本当に幸せでした。超人って呼んでくれましたけど、もう超人ではないのかなと感じましたし。この2、3年は、自分の中で引退ということはつねに頭にありました」

 

 

と、会見で語った糸井。選手としてのすごさもさることながら、ファンからはその“天然キャラ”が愛され、超人どころか「宇宙人」とまで呼ばれた。面白エピソードには事欠かない。

 

・ドラフト指名を受け、日本ハム関係者と会食後、記者から「どうでしたか?」と質問され、「エビフライでした」と答えた。

 

・契約更改でハンコを押そうとポケットから出したらリップクリームだった。

 

・投手としてプロ入りするも、クイックモーションが習得できず、野手に転向。

 

・ブルペンで「ノーコンだな」と言われると、アンダーシャツを指して「これ、黒ですけど」。シャツは“濃紺”だった。

 

・オリックス時代にキャプテンを務め、「キャプテンマークに“重み”は感じますか」との質問に「結構軽い素材なんで」。

 

・プロ入り5年め、コーチからの指示に「ウチュウカン(右中間)って何ですか?」

 

・敬遠され、代走が出るとわかって一塁まで行かずにベンチに戻り怒られる。「ルールをひとつ覚えました」と発言。このときプロ6年め。

 

 など、ここに挙げたのは伝説の一部にすぎない。

 

「ほかにも『野手転向後の初打席で1塁ではなく3塁へ走った』とか、『2アウトからタッチアップした』などのエピソードが、数えきれないほどあります。真偽は定かではありませんが、『あの糸井なら』と思わせるほど、常識を超越しているのが、糸井という選手です。

 

 ただし、野球のルールをよく理解していなかった、というのは間違いない。いや、いまでも理解しているかどうかも怪しいのですが……」(スポーツライター)

 

 会見で、引退後についてきかれた糸井は

 

「筋トレとか? 筋肥大! 筋肥大したいですね」

 

と答え、最後まで“らしさ”をみせた。引退を伝える阪神タイガースの公式Twitterには

 

《何を言い出すかわからない糸井選手のヒーローインタビューが好きでした。これからは、何を言い出すかわからない糸井さんの野球解説を期待したいと思います》

 

《糸井選手お疲れさま!解説したらムッチャ面白そうですね とりあえず長い間お疲れさまでした》

 

と、早くも“糸井節”に期待するコメントが並んでいる。次は解説での“珍プレー”を見てみたい!

( SmartFLASH )

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