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「マサカリ投法」村田兆治が暴行容疑で逮捕! 汚した晩節、「名球会追放」はあるのか

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.23 18:15 最終更新日:2022.09.23 19:51

「マサカリ投法」村田兆治が暴行容疑で逮捕! 汚した晩節、「名球会追放」はあるのか

2012年、本誌のインタビューに応じた村田兆治容疑者

 

 9月23日、元プロ野球選手の村田兆治容疑者が、暴行容疑で逮捕された。

 

 午後2時前、羽田空港から「男性が暴れている」と110番通報があった。警察官が駆けつけ、保安検査場で検査員に暴行したとして、村田容疑者を現行犯逮捕したという。

 

 現場は、羽田空港第1ターミナル・北ウイングの保安検査場。村田容疑者は金属探知機に何度も引っかかったことに立腹、女性検査員の肩を強く押すなどした。「前に立ちはだかれたので、どかしただけ。殴ったり、蹴ったりはしていない」と、容疑を否認しているという。

 

 

 村田容疑者といえば、「マサカリ投法」と呼ばれるダイナミックな投球フォームで、通算215勝をあげた昭和の名投手。1949年生まれ、広島県出身で、1967年のドラフト1位で東京オリオンズ(その後、ロッテオリオンズに。現・千葉ロッテマリーンズ)に入団。

 

 1981年には19勝をあげ、最多勝のタイトルを獲得したが、翌年に肘を故障。日本で初めて「トミー・ジョン手術」を受けたことでも知られている。リハビリを経て、復帰後は日曜に先発登板する「サンデー兆治」と呼ばれ、注目を集めた。

 

 1990年の引退後は、1995年から3年間、福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)の投手コーチをつとめていた。

 

 村田容疑者の取材経験があるスポーツライターが語る。

 

「昭和気質というか無骨というか、一筋縄でいかないタイプですよ。投球スタイルそのままで、よくいえば真っすぐな性格ですが、、融通が利かない面があったのはたしか。こちらが質問してもそれには答えず、自分が話したいことを話すので、ずいぶん困った記憶があります。

 

 あれだけの実績を残しながら短期間しか指導者になっていないのは、そういう性格もあったのでしょう。高倉健主演で映画にもなった『居酒屋兆治』という小説がありましたが、モデルは村田さんだといわれています。ただし、女性に暴力をふるうとか、そんなことは考えられない。そんな粗暴な噂も聞いたことはありません」

 

 昭和のヒーローの逮捕に、SNSでも衝撃が広がっている。

 

《貴方理由もなしにそんな事する人じゃないよね? 何か理由があるんよね?! 続報を待ちます!》

 

《金属探知機に何度も引っかかって苛々するのは分からんでもないが、手を出してはダメだ》

 

 そして、名球会についてもこんな声が。

 

《村田兆治は名球会入りしてると思うが、個人的には剥奪しても良いのでは》

 

《これで名球会除名は決定ですよ。オリオンズのエースも堕ちたもんだ》

 

「自ら退会する可能性はありますが、除名はないでしょう。あの清原和博さんでさえ除名にはならなかったのですから。覚せい剤取締法違反で除名になった江夏豊さんでさえ、後年、復帰しています」(スポーツ紙記者)

 

 村田容疑者は、逮捕はされたものの、不起訴となる可能性もある。ただ、晩節を汚した行動であることは間違いない。

( SmartFLASH )

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