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大谷翔平200奪三振も…「残り9イニング」快挙達成に立ちはだかる「球速」と「マメ」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.24 14:53 最終更新日:2022.09.24 14:55

大谷翔平200奪三振も…「残り9イニング」快挙達成に立ちはだかる「球速」と「マメ」

写真:AP/アフロ

 

 9月24日(日本時間)、エンゼルス大谷翔平がツインズ戦に先発登板し、今季14勝めをあげた。

 

 敵地ミネソタ州ミネアポリスの気温は12度。おまけに序盤は雨が降る厳しい条件でのピッチングを強いられた大谷。与四死球7は今季で最多となった。

 

 それでも6回途中で降板するまで7つの三振を奪い、今季の奪三振を203まで伸ばした。投手で200奪三振、打者で30本塁打を達成したのはMLB初の快挙だ。

 

 

 だが、いま大谷が最も注目されているのは、シーズンの規定打席&規定投球回という「W規定」に到達できるかどうか。MLBの規定打席「502」にはすでに達している大谷だが、規定投球回「162」には、残り9イニングとなっている。

 

 大谷はこの後、9月28日、10月5日と先発登板の予定(ともにアスレチック戦)。残り2試合で前人未到の大記録に挑む。

 

 だが、その大記録達成も簡単ではないという声がある。

 

「ツインズ戦であと1イニングか2イニング投げたかったはずですが、球数が100球に達し無死満塁、しかも接戦という状況では、降板もやむなしでした。

 

 気温の低さと雨という悪条件でしたが、なにより気になったのは、右手中指のマメの影響です。12勝めをあげた9月11日のアストロズ戦では、6回のマウンドに上がり投球練習をしたところで異変を訴え、緊急降板しています。

 

 その後、18日のマリナーズ戦で7回を投げ勝利投手になってマメの影響はないように思えましたが、やはりそんな簡単にマメは治りません。11日の試合以降、大谷の投げる4シーム(ストレート)の割合がかなり下がっていることからも、影響は小さくないと思います」(スポーツライター)

 

 大谷はマメができやすい体質で、日本ハム時代から何度もマメのために途中降板や、戦列離脱を強いられてきている。

 

「しかも、大谷のような剛速球を投げる投手ほど、指先にかかる負担は大きくなる。160キロを超える速球には、指先で球に強烈なスピンをかける必要があるためです。7月にロッテの佐々木朗希投手が右手中指のマメをつぶして途中降板しましたが、あれも同じことです」(同)

 

 大谷が先発する残り2試合は、本拠地ロサンゼルスとオークランドでおこなわれ、ミネソタのような寒さはないはず。自身の「マメ」との戦いとなりそうだ。

( SmartFLASH )

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