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朝倉未来・父「安倍首相は生きている」“クセ強”発言連投に困惑の声が…「親が陰謀論者になる」深刻さ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.04 18:15 最終更新日:2022.10.04 18:16
9月25日におこなわれた総合格闘技イベント「超RIZIN」で、ボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーに挑んだ朝倉未来。結果は人生初のTKO負けとなったが、“史上最高”と称されるプロボクサーに果敢に挑んだファイトに、多くの感動の声が上がっている。
一方、ネット上では朝倉のとある“肉親”のツイートが話題となっている。
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「朝倉未来さんのお父さんのTwitterです。格闘技ファンの間ではよく知られており、次男で格闘家の海さんを含め、息子たちが活躍するたびに応援するようなツイートや、趣味の釣りに関するつぶやきを投稿しています」(格闘技ライター)
これだけなら、ファンからも愛されるよき父だ。だが、しばしば“クセが強すぎる”投稿があるため、ファンが困惑しているのだ。
「たとえば、反ワクチンです。そもそも、新型コロナウイルスは存在しないというお立場のようで、
《ずっと以前からコロナウイルスが存在しないことを知っていますし、製薬会社関係者から遺伝子ワクチンの目的も聞いてます》
《マスクをしてない人は、ワクチンが人口削減の為の遺伝子組み換え兵器ということを知っている人達です》
などといった投稿を繰り返しています。さらに、安倍晋三元首相についても、
《安倍生きてますよね
何人目の安倍かは知らんけど
撮影現場はクライシスアクターだらけ》
と、銃撃事件そのものを否定しています」(同前)
ほかにも
《(日本政府が)乗っ取られている》
《「敵は既に日本国内にいる》
などといった、陰謀論めいたツイートも多い。
こうした事態に、ネット上では息子である朝倉未来に同情する声が増えている。
《息子さん達は知ってるのかな…》
《朝倉未来に同情と親近感湧いた》
《朝倉父に関しては未来と海がまじで可哀想》
「離れて暮らす高齢の父や母が、気がついたら陰謀論にドはまりしていて、話が通じなくなっているというケースが増えているそうです。特に新型コロナが流行してから、その発生源やワクチンなどをめぐり、数多の怪しげな説が飛び交っています。新型コロナ用のワクチンが重症化を防いだり、感染を予防するためのものであると、受け入れられない人が多いようです」(科学ライター)
こうした陰謀論への深入りが深刻な場合、「人間関係を壊す可能性がある」と警鐘を鳴らすのは、新潟青陵大学で社会心理学を研究する碓井真史教授だ。
「家族や親友など、親しい人が陰謀論にはまると、頭ごなしに否定してしまうことが多いんですよ。『そんなバカなことがあるわけないだろ』とね。ところが、向こうは信じ切っているので、それを頭ごなしに否定されると、悲しいやら悔しいやらで言い争いになって、人間関係が悪くなります。このへんは、カルト宗教と似ているところです。こうして人間関係が悪くなってしまうと、近しい人間が、もはや説得することもできなくなってしまいます。
人間は、自分が信じている情報を集めるんです。これを認知的不協和理論といいますが、たとえば、この薬は害なんだと信じている人が『この薬は効果的だよ』という情報を聞いてしまうと、その矛盾が心の中で不協和を起こして、不愉快なのでそういう情報は集めようとはしない、あるいは耳に入ってきたときは解釈を変えるようになってしまうんです。
これは、ごく普通の人でも日常的にやっていることではあるんです。とはいえ、本来であれば陰謀論というのは、世の中のことを分からない若い子たちが、ネッシーやUFOについて楽しんだりするようなもの。しかし、近年流行している陰謀論は、怪獣や宇宙人というよりも、『政府が誰かに操られている』といった社会的なものです。年配の人の関心を引くようにうまくできているので、意外と社会経験豊富な人でも簡単に騙されてしまうんですよね」
何を信じるのかは個人の自由だが、息子たちが戸惑っているのは間違いない。
( SmartFLASH )