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錦織圭「大会出場なし、世界ランキング圏外」のピンチを跳ね返せるか? 両親が語っていた負けん気の強さ

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.21 18:40 最終更新日:2022.10.21 18:44

錦織圭「大会出場なし、世界ランキング圏外」のピンチを跳ね返せるか? 両親が語っていた負けん気の強さ

写真・Pasya/アフロ

 

 10月20日、男子テニス錦織圭(ユニクロ)が、年内の復帰を断念したことをマネジメント会社が明らかにした。2022年1月に手術した股関節は完治し、米国フロリダ州で練習をおこなっていたが、新たに右足首を痛めたことで、決断したという。

 

 錦織は股関節の手術後、当初は2022年夏のツアー復帰を目指していたが、エントリーした大会での欠場が続いた。3年ぶりに開催された10月の「楽天ジャパン・オープン」にも間に合わなかった。10月5日のトークイベントにオンラインで出席した際には「1個の大きなケガ(股関節負傷)で、その場所をかばって別のところに痛みが出てしまっている。早く出たい気持ちはあるが、まだちょっと先が見えない」と語っていた。

 

 

 2021年10月を最後にツアーから遠ざかっており、10月17日付の世界ランキングでは、2010年以来のランク外となってしまった。

 

 12月には33歳となる錦織。今シーズンの復帰断念が報じられると、ネット上では心配する声が上がった。

 

《本人が1番悔しい思いをしているだろう。30代ともなると怪我の治りも若い頃とは違ってくる。手術と度重なる怪我でキツイ時だろうけど、来年こそ錦織圭らしいプレーが見られることを期待しています》

 

《怪我が治ればある程度は復活出来ると思う ただ往年のような動きはあまり期待出来ないとも思う》

 

《どうしても周囲からは年齢を気にされてしまうだろうが、強い意思で乗り越えてもらいたいですね》

 

 だが、錦織の「負けず嫌い」は生半可なものではない。2021年夏の東京五輪の際、錦織の両親は、彼の少年時代からの性格について、本誌の取材にこう答えていた。

 

「クレーンゲームからRPG、太鼓をたたくようなものまで、すべてのゲームで、負けん気の強さは発揮されていたね。家族でトランプをするときも、勝つまでやめなかった。とはいえ、家族は誰も負けてあげないから、つねに真剣勝負。泣くまで終わらない(笑)」

 

 2015年に自己最高の世界ランキング4位を記録した錦織だが、東京五輪直前の2021年7月12日付の世界ランキングでは、67位へ後退。錦織が世界ランキングで60位台になるのは、約10年ぶりだった。だが、東京五輪では男子シングルスでシード戦に勝利するなどして、3大会連続のベスト8入りをはたした。

 

 年内の復帰は断念したもの、錦織は数週間のオフを挟み、12月から練習を再開させるという。持ち前の「負けず嫌い」精神を生かし、ピンチを跳ね返す姿を見せてほしいものだ。

( SmartFLASH )

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