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オリックス、波留敏夫氏をコーチ招へい報道に疑問の声「大丈夫かな」…熱心な指導も実績は「16年でAクラス1回」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.31 15:13 最終更新日:2022.10.31 15:19
10月30日、26年ぶりとなる日本一に輝き、歓喜に沸いたオリックス・バファローズ。だが、翌日のスポーツ報知の記事がファンの間で物議を醸すこととなった。
今季まで中日で打撃コーチを務めた波留敏夫氏を、オリックスがコーチとして招へいする、というのだ。
スポーツ報知によると、将来的なレギュラーを期待される2年めの元謙太や来田涼斗、ルーキーの池田陵真ら若手野手の底上げを目指し、波留氏にはおもに育成部門を任せるという。
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オリックスは今秋ドラフトで高校通算53本塁打の大砲候補、日本航空石川・内藤鵬を2位指名。中長期的視点でレギュラー陣を脅かす選手育成が期待されている。
だが、波留氏をオリックスがコーチに招へいする方針が報じられると、一時、「波留敏夫」の名前がトレンド入り。SNSでは波留氏のコーチ招へいを疑問視する声が相次いだ。
《波留コーチが二軍入るん? 萎縮せんかしら…大丈夫かな…》
《コーチ歴が長い割に目立った実績があるわけでもないしOBでもないのにどんな人選なんだろう》
《絶対にオリのチームカラーに合わない、チームの雰囲気ぶち壊すのだけはやめてくれ》
《補強第一弾は波留コーチ招聘!オリックス、優しいコーチが多いから罵声を浴びせる波留を入れて化学反応を狙うつもりかw》
《オリックスファン、昨日優勝したのに今日波留コーチ来る話聞いて一気にテンション下がってるの草》
波留氏は横浜(現DeNA)、中日、ロッテで11年間プレーし、通算872安打をマーク。横浜時代は闘志を剥き出しにしたプレーで「ハマの核弾頭」「突貫小僧」の愛称で人気を博した。引退後は横浜、DeNA、中日で、一軍二軍打撃コーチなどを歴任し、熱心な指導で知られている。
2022年6月12日、中日ドラゴンズvs.北海道日本ハムファイターズ戦では中日がベンチ前で円陣を組んだ際、波留氏がマスクを外した状態で野手陣に「いつまで甘えてやってんねん。その気でやらんか、アホォ!」と大声で一喝し、SNSで物議を醸すこともあった。
野球ライターはこう語る。
「波留コーチは野球にまっすぐな性格の反面、現役時代から血気盛んな一面があることは昔から知られていました。横浜DeNAベイスターズのコーチを務めていた2013年には『勝てますか?』と尋ねた当時の球団社長に対して激昂し、口論となって球団から罰金100万円を科されたことがあります。
しかし、これだけ熱い指導をしているにもかかわらず、コーチとして在籍した2006年~2013年の横浜・DeNA時代、2014年~2021年の中日時代の計16年間でAクラス(3位以上)を経験したのが2020年の1回だけというのが、なんとも皮肉ですね……」
SNSには《現場で必要とされてるって事は我々が知らない所で手腕を買われているってことでしょう》という声もあるが、波留コーチはオリックスを常勝軍団にできるだろうか。
( SmartFLASH )