ダウンタウン＆維新の会に話題取られた「夜の優勝パレード」のオリックスに「主役ではない感じ」群集事故の危険指摘も

優勝パレード前にはダウンタウンが登場。話題をかっさらった（写真・共同通信）

　11月3日、大阪・御堂筋でオリックスの優勝パレードが開催された。だが、その内容に不満の声が相次いでいる。

　26年ぶりの日本一に輝いたオリックス。御堂筋での優勝パレードは2005年の阪神以来のことで、じつに17年ぶりの開催となった。チームを指揮した中嶋聡監督は「みなさんの声援のおかげで日本一になれました。盛大なパレードを本当に嬉しく思います」と喜びを語った。

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「今回の優勝パレードは、毎年、秋に御堂筋で開催される『御堂筋ランウェイ』の一環としておこなわれる形となりました。オリックスのパレードは夜だったのですが、昼間には4年ぶりにダウンタウンが登場したり、『日本維新の会』の松井一郎大阪市長・吉村洋文大阪府知事らと掛け合いを繰り広げたりと、正直、話題がそちらへ向かってしまった感は否めません」（週刊誌記者）

　実際、SNSではオリックスファンから納得できないという声が噴出している。

《なんか主役がバファローズではない感じ　維新大阪万博イルミネーション吉本にオリックスと抱き合わせ感がすごい》

《バファローズのパレード17:30からって遅いやろ。寒いし見にくいやん。親会社が維新と吉本とズブズブなのはわかってるけど球団のパレードにまで絡める必要ないわ。》

「また先日、ソウルの梨泰院（イテウォン）で150人以上が亡くなるという群衆圧死事故があったことから、御堂筋でのイベントに危機感を持つ声が多かったんです。報道によれば、イベント警備は昼の部が540人、夜の部が1280人という厳戒体制で、とくに夜の部は、梨泰院の事故を受けて200人、増員されたとか。それでも、優勝パレードには約40万人もの動員があり、一部では危ない場面も見られたようです」（前出・週刊誌記者）

　SNSを見ていると、怖い思いをした人も少なくないようだ。

《御堂筋のオリックスのパレードに行ったんだけど梨泰院の二の舞になりかねなくてすごく怖い思いした。難波神社のところからなら規制がとけ次第入場できると聞いて向かったんだけど歩行者天国でもない道路に人がわんさかいて車も普通にと思ってて引かれそうだった。》

《心斎橋筋からグランタワー横とか実質バリケード破れた形で人雪崩込んだのでほんとヤバかったよ　あと人増え続けてるのに警備が見て見ぬふりしてたのがマズすぎるわ》

　オリックスにとっては、御堂筋での優勝パレードは今回が初だったという。26年ぶりの優勝に、水をさされる形となってしまったようだ。