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日ハム新球場がまさかの規定違反で「令和の荒井注」事件に 95%完成も本塁~ネット間の距離足りず
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.08 18:40 最終更新日:2022.11.08 18:40
2023年春に開業を予定している日本ハムの新本拠地「エスコンフィールド北海道」(以下「エスコン」)が、ピンチを迎えている。
11月7日に開かれた、日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会で、エスコンのファウルゾーンのサイズが規定を満たしていないことが指摘された。公認野球規則では、ホームベースからバックネットのフェンスまでは60フィート(約18m)以上が必要とされているのに対し、エスコンではそれが15mしかないことが明らかになったのだ。
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北海道北広島市に建設されているエスコンは、国内初となる天然芝の開閉式屋根つき球場。レフト後方のタワー型複合施設から観戦が可能になるなど、従来の国内球場とは一線を画す、斬新なコンセプトが売りだ。選手たちのプレーを間近に感じてほしいという考えから、ホームベースからバックネットまでの距離を短く設計されたが、それがアダとなった格好だ。エスコンの工事は、10月末時点で95%が終了しており、11月3日には内部が報道陣に公開されたばかりだった。
ちなみに、東京ドームの本塁からバックネット間は18.3m。ほかの球場の多くも、規定の距離ギリギリをクリアするように造られている。ここまで工事が進んでいては、今からその仕様を変更することは不可能と見られる。
SNSでは
《設計段階で気付かないものじゃないんですか…欲深く「観客席をもっともっと近く!」とかやった結果なんでしょうか…シロウトなのでわかりませんが…アホすぎる…》
《こういうのって普通設計段階で気付かない……? 野球場として建設するのが前提なんだから規則くらい確認するやろ常識的に考えて》
と、驚く声が多数。なかには《令和の荒井注》《まさか令和に荒井注さんのカラオケ屋事件がほじくり返されるとは》という声も、ちらほら。
説明しておくと、故・荒井注さんは、ザ・ドリフターズの元メンバー。ドリフ脱退後、伊東でカラオケボックスを経営するため建物を造ったものの、建物の入り口が狭く、カラオケ機材が搬入できない、という事態が発生し、ワイドショーなどで話題になった。結局、カラオケボックスはあきらめることになり、荒井はワイドショーのレポーターに「何だ、バカヤロウ」と、ドリフ時代のギャグで対応した――という顛末があった。
エスコンは無事、開業することができるのか。今後どのような対応がとられるかが注目される。もし新球場が使えないなんてことになれば、「何だ、バカヤロウ」では済まないが――。
( SmartFLASH )