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プロ野球交流戦「恐怖のジンクス」移籍初年は古巣を打てない
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2017.06.17 11:00 最終更新日:2017.06.17 11:00
6月9日から11日まで、プロ野球のセ・パ交流戦で、巨人対日ハムの試合が行われた。この3連戦で、日ハムの大田泰示外野手が10打数7安打で打率7割、2本塁打で2打点の大活躍を見せた。
ファンにとっては、若手の台頭という素晴らしいニュースであったが、実はプロ野球の歴史上においても快挙だったといえるのだ。
13年目を迎えるセ・パ交流戦では、様々なジンクスがあり、「移籍初年は古巣を打てない」もそのひとつ。
もともと在籍していたのだから情報があり、得意にしてもよさそうなものだが、なぜか大半の選手は古巣に苦戦する。その詳細は表で一目瞭然。昨年見事な復活劇を見せてくれたヤクルト坂口さえこれである。日本人なら「遠慮もあるか」と思わざるを得ない部分もあるが、外国人選手までダメとなると……。
これまでの唯一の例外は2011年ソフトバンクに移籍した内川聖一で、横浜戦で打率.412、本塁打1本。セ6球団に対して、もっとも打ったのが古巣だった。
この例外に続いたのが太田なのだ。第2戦ではヒーローインタビューでお立ち台に上がった際に「ファイターズ最高」のフリを受けたが、「いろいろ諸事情があり、今日はご勘弁ください」と古巣への配慮を見せた。
大活躍をしながらも、この謙虚な姿勢。今後の躍進も間違いなしか。