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【原点発掘】堂安律を有言実行男にした小6の悔し涙…いつも笑顔のサッカー少年が泣きはらした日
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.24 21:03 最終更新日:2022.11.24 21:03
11月23日、FIFAワールドカップカタール2022で、日本は初戦となったドイツ戦で2-1で勝利した。前半でドイツに先制されるも、後半30分の堂安律選手によるゴールで同点。さらに浅野拓磨選手が後半38分に追加点を入れた。
同点弾を決めた堂安選手は、試合後のインタビューで「チーム一丸となって戦ってもぎ取った勝ちだと思います。もう俺が決めるって気持ちで入りましたし、俺しかいないと思ったんで。そういう強い気持ちで入りました」と語った。
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本誌は2021年、堂安選手が小学生時代に通ったという兵庫県の西宮サッカースクールのコーチに取材している。
東京五輪の内定選手一覧では「物おじしない強気な性格」と紹介されていた堂安選手。
「テクニックも周囲を見る能力もある、頭のいい選手。ただ頑固なだけの選手は、自分のプレーに走って『まわりは知らん』という感じだけど、彼は冷静でありながら、自分のやりたいプレーがわかっていましたね」(島崎久コーチ)
同スクールの升谷輝将コーチも、堂安のテクニックを絶賛する。
「当時から下半身が強く、当たられてもこけない選手でしたね。ボールを持ったら相手に取られなかった。ドリブルで抜けなくても、キープできる強さがありました」
持ち合わせているのは、技術だけではない。
「今も変わってないんですが、いつも笑っているんですよ。練習のときだけでなく、街中で会っても、笑顔で受け答えのできる子でした。コミュニケーション能力というのは当時からすごかったです。年下の子から慕われ、年上からは可愛がられる所以ですかね」(升谷コーチ)
3、4歳ごろから、サッカーをやっていた長兄について練習にきていたという。
「小学6年のときに、埼玉スタジアムで全国大会の決勝があったんです。サッカーでいちばんになりたいという気持ちでやっていたけど、負けてしまった。
そのときの悔しそうな顔、泣きはらした顔が今も思い出に残っています。いつも笑っている子だったので、『律も泣くんやなあ』と思いましたね(笑)」(同)
次戦となる、11月27日のコスタリカ戦でも活躍に期待しよう。
( SmartFLASH )