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中日エース・柳裕也が同じ生年月日の“新外国人大砲”獲得に大はしゃぎ シーズン中に漏らしていた「貧打へのボヤキ」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.29 16:30 最終更新日:2022.11.29 16:30

中日エース・柳裕也が同じ生年月日の“新外国人大砲”獲得に大はしゃぎ シーズン中に漏らしていた「貧打へのボヤキ」

打線の援護も少なく、2022年の柳裕也は9勝11敗の成績だった(写真・時事通信)

 

 11月28日、プロ野球中日ドラゴンズは米国メジャーリーグのシンシナティ・レッズに所属していた、アリスティデス・アキーノ(28)と契約したことを発表した。

 

 アキーノは、今シーズンのメジャーリーグで10本塁打を放ち、通算41本塁打を記録している。チームの主砲候補として、期待がかかる助っ人外国人だ。

 

「ドミニカ共和国の出身で、メジャーのシーズン終了後には同国のウィンターリーグにも参加していました。現地に訪れていた立浪和義監督が、自らの目で判断して、最終的に獲得を決めたそうです。

 

 

 ポジションは外野手で、メジャーでも屈指の強肩も持っています。中日は長打とともに守備で貢献できる選手として、彼に白羽の矢を立てたんです」(中日担当記者)

 

 2022年シーズンのチーム本塁打数は12球団最小の「62」で、個人で見ても14本塁打を放ったダヤン・ビシエド(33)が最多だった。

 

 さらに、ビシエドに続く9本塁打の阿部寿樹(32)を楽天へトレードに出し、8本塁打のアリエル・マルティネス(26)とは来季契約を結んでおらず、ファンの中からも「大砲獲得は急務」の声が上がっていた。

 

「そうした背景から、阿部などのトレードについて球団に批判の声が上がっていました。しかし、アキーノ獲得で、風向きは完全に変わっています。

 

 これまで、低年俸で獲得できるドミニカ共和国出身の選手数人と契約を結ぶことが定番だった中日ですが、今回のアキーノは、直前までメジャーで出場していた選手。ファンから大きな期待の声が上がるのも当然です」(前出・中日担当記者)

 

 じつは、この獲得報道で浮かれているのは、ファンだけではないようだ。

 

 2021年に「最優秀防御率」と「最多奪三振」に輝いた中日のエース投手・柳裕也(28)は自身のInstagramのストーリーを更新。

 

 獲得報道を見たのか、アキーノの写真に、

 

《ヤナギとアッくん同じ誕生日 welcome》

 

《生き別れた2人がこんな形で出会うとは》

 

 とコメントを添えており、イチ中日ファンのように大はしゃぎをしていたのだ。

 

 たしかに、チームにとって強力な支えになってくれることを期待しているのかもしれないが、それにしてもテンションが高すぎるような……。ある球界関係者はこう話す。

 

「今シーズンの柳は6月以降に、7~8イニングを投げきってもなかなか勝ちがつかない状態が続いていました。もちろん本人の投球が不甲斐なかったときもありますが、ほとんど味方の援護がないときが多かったんです。

 

 そういった時期に、非常に身近な周囲に対して『打線が打ってくれなくてつらい。もう中日で投げていくのは無理かもしれない……』と、苦しい心境を明かしていたそうです。

 

 しかし、このオフに京田陽太がトレードで放出されたことを受けて、柳は新選手会長に任命されました。心機一転、チームのために頑張っていこうという気持ちが、Instagramにも表れたのかもしれませんね」

 

 レオ・ゴメス、タイロン・ウッズ、トニ・ブランコと、近年の優勝した中日のスタメンには強力な「大砲外国人」が存在した。

 

 アキーノも、柳が期待する結果を残してくれるのだろうか。

( SmartFLASH )

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