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フィギュア女子GPファイナルで三原舞依が優勝 ペア・男子と3冠もロシア勢不在で「ピンと来ない」複雑なファン心理
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.12 21:01 最終更新日:2022.12.12 21:21
3年ぶりに開催された、フィギュアスケートのグランプリファイナル(イタリア・トリノ)で、日本勢は男子、女子、ペアとトリプルでの金メダル3冠を獲得した。
グランプリファイナルで、日本ペア初優勝という快挙を成し遂げたのは「りくりゅう」こと三浦璃来(20)と木原龍一(30)のコンビ。ふたりが「キス・アンド・クライ」で涙を流す姿は話題となった。男子は、宇野昌磨(24)が今季最高得点をマークして初優勝、女子は、三原舞依が初出場でショートプログラム2位からの逆転優勝を果たした。昨季の世界女王で、北京五輪女子シングル銅メダリストの坂本花織(23)は、ショートプログラム1位から、ジャンプのミスが重なりフリーは6位で、まさかの5位となった。
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「メンタルは強い選手なのですが、フリーの演技では3回転ルッツの着氷が乱れ、後半の連続3回転のジャンプでも回転が抜けるなど、ミスが続きました。競技後の国際オンライン取材でも『今日はずっと地に足がついていないと感じていた。この結果は受け入れるしかない』と話していました。
三原と坂本は、幼いころからのいいライバル関係を築いてきたので、三原が初優勝を果たした同じ舞台で、坂本がまさかのミス連発で5位となったのは、なんとも言えませんね」(フィギュア担当記者)
今大会は、国際スケート連盟(ISU)がロシアのウクライナ侵攻に伴う制裁のため、ロシアとベラルーシ選手の国際大会への出場を禁止。北京五輪女子シングル金メダリストのアンナ・シェルバコワ(18)、銀メダリストのアレクサンドラ・トゥルソワ(18)らが出場しない大会となった。
「4回転を何本も入れてくるロシアの選手が出場していないのは、日本勢にとっては大きかったでしょう。大会前は、日本勢が表彰台を独占かともいわれていたので、そういう意味でも坂本の5位は、ちょっと残念な結果ともいえます」(前出・フィギュア担当記者)
男子でも、羽生結弦(28)がプロに転向し、出場していないとはいえ、どうも大会の盛り上がりに欠けるようだ。ロシア選手不在に関してはネットでもこんな声が広がっている。
《フィギュアの話題。ロシア選手のいない大会に世界一と言っても、ピンと来ないのは私だけ?》
《フィギュア、日本勢大活躍らしいけど、ロシア勢がいないからなぁ。居ても好成績だったろうけど、ちょっとねー。》
《フィギュア 女子はロシア締め出しで大幅に競技レベルが下がって、男子は羽生引退ネイサン不在 W杯とも被ってしまって今年を機に急激に人気落ちそう 日本が強いのは嬉しいけどなんとも複雑》
日本勢の3種目制覇は嬉しいが、やはり“王国”ロシアの選手が出場していないと、迫力不足は否めない。
12月21日からは、全日本選手権が開催される。三原の躍進と坂本の復調、どちらも期待したいところだ。
( SmartFLASH )