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“メッシカット”でアルゼンチンV! 代表26人全員が同じ髪型で忠誠を誓った
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.19 18:02 最終更新日:2022.12.19 18:08
12月18日(現地時間)、カタールW杯の決勝がおこなわれ、アルゼンチン代表が3-3からのPK戦の末4-2でフランス代表を下し、36年ぶり3度めの優勝を果たした。フランス代表はイタリア、ブラジルに継ぐW杯連覇はならなかった。
35歳で自身5度めのW杯を戦ったリオネル・メッシは、唯一保持していなかった世界一のタイトルを獲得し、2014年のブラジルW杯に次ぐ2度めの大会MVPにも選ばれた。
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「大会前、アルゼンチン代表の評判はそれほど高くありませんでした。大ベテランとなったメッシは健在も、それに続くビッグネームがいなかったからです」(現地取材記者)
ところがいざ幕を開けてみると、若手を中心にアルゼンチン代表は躍動した。守備をほとんどしないメッシに対し、彼らは「守備はまかせておけ。その代わり、決定的な仕事(ゴール)はまかせた」とばかりに走り回った。その戦いぶりは、まさに“一人の天才と9人の闘士”だった。それは、稀代の天才を信じ切っていたからできたのだろう。
「もうひとつ話題となったのが、アルゼンチン代表の先発11人の髪型でした。メッシが好んだサイドを短く刈り込んだ髪型を、全員が真似していたんです。
初戦のサウジアラビア戦から決勝まで、それは変わりませんでした。これこそ、アルゼンチン代表の団結心であり、メッシに忠誠を誓った証拠だったのではないでしょうか。
メッシは代表25人から尊敬の念を持たれており、彼がゴールを挙げると、真っ先に選手たちが集まりました。その代表格が、今大会でブレイクし、4得点を挙げて最優秀若手選手に選ばれたエンソ・フェルナンデスでした」(前出・現地取材記者)
2005年の代表デビューから、常に自国の英雄ディエゴ・マラドーナと比較されてきたメッシ。クラブでは、その英雄を凌駕する個人成績を残してきたが、メッシはW杯のタイトルだけを持っていなかった。自国のサポーターからは「クラブではいいが、代表になると勝負弱い」とさえ言われてきた。
だが、カタールW杯の優勝で、その呪縛からも解き放たれる結果に。大会期間中「W杯はこれが最後」と言い続けたメッシは、この初タイトルがよほど嬉しかったのか「僕はサッカーが大好きで、このチームとこのグループで楽しみながらやっている。だから世界チャンピオンとして、何試合かは生き続けてみたい」と、代表継続宣言まで飛び出した。
( SmartFLASH )